「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「鉄道員裏物語 現役鉄道員が明かす鉄道の謎」(大井良)


「裏」…なんてアヤシイ響きなんだろう…。(・∀・)!

この本は、某大手私鉄の現役鉄道員が綴る、鉄道の真実の姿。鉄道業界という独特の世界の裏とは!? 「本書を読むことで、これまで身近に佇んでいるだけだった駅や鉄道員が生々しいものに見えてくる。 一風変わった鉄道の世界に出発進行!」そのエッセンスを紹介しよう。


「人身事故の法則」飛び込み自殺は、一年の節目節目で発生件数が異なってくる。まずは4月、9月、12月である。これらの時期は、いわゆる季節の変わり目である。気温の変化も著しく、精神面に与える影響も大きい。3月から4月は受験の合格発表や就職試験などの結果も重なり、飛び込み自殺が増加傾向にある。9月は夏のハイテンションから一転して秋の夜長に変わって考え事をする時間が増えるからなのか。12月は、年が越せない人や資金繰りなどで正月を迎えられない人たちの飛び込み自殺が集中している。


・携帯電話をなくした人が真っ先にとる行動として、まず、自分の携帯に電話してみることがあるだろう。しかし、それは無駄な行動だ。駅に届けられた携帯電話は真っ先に電源を切られてしまう。以前は親切心から電話のメモリーを見て、関係者に問い合わせたりと遺失者の発見に努めたが、それらもプライバシー保護の観点から禁止され、電源を切るようになった。そのため遺失物携帯電話の発見率は低下し、迷宮入りになりやすくなった。携帯電話には派手なストラップなどを付けておくといいだろう。


・ホームに立つ駅員や、乗務員などがはめている白手袋だが、あれには特別な意味があるのだろうか。これが活躍するのはラッシュ時などである。乗客を電車に押し込むときに、ドアに手を挟まれると厄介である。ドアの接合部は挟まれても怪我がないようゴム製になっているが、素手で挟まれると摩擦の影響でなかなか手が抜けない。そこでするっと手が抜けるように手袋を装着しているのである。


その他、「死体はマグロと一緒だ」「不正乗車で捕まったら?」「ドキュメント痴漢逮捕」「乗務員のトイレ事情」「電車に飛び込んだら1億円請求される?」「魔法の鍵 忍錠」「運転士になる方法」「駅は金持ち」「乗務員のカバンには何が入っているのか?」「駅にはこんな隠れ部屋がある」「Suica導入で何が変わったのか?」…など。

どのページから読んでもオモシロイ!読み出したら止まらない。超オススメです。(・∀・)