「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「脳に効く「睡眠学」」(宮崎総一郎)

最近、国立の滋賀医科大学で研究等が行なわれている「睡眠学」という学問があるのだという。し、知らなかった!!!(゜o゜)

この本は、「ビジネス・生活の場に応用できる睡眠の知識」を、具体的な活用シーンとともに説明・紹介しているのだ。そのエッセンスを紹介しよう。


・人は何のために眠るのか。睡眠には、疲れた脳や身体を休ませ、回復させるという役割があります。特に、脳の修復、回復は睡眠の大きな役割です。疲れた脳を回復させるには、睡眠以外には方法がありません。


・人間はまず、「栄養」を摂らなければ生命を維持することができません。そしてそのために、獲物をとったり農耕をしたり「活動」をすることが必要です。「睡眠」は、よりよく「活動」するために、脳や身体を修復、回復させるための機能なのです。つまり、現代の生活に置き換えれば、よりよく働くために眠る、ということです。


「睡眠学」は、2002年日本学術会議で睡眠研究者が中心となって提唱した新しい研究領域です。国家の重点研究課題として採り上げられ、新しい学問体系として位置づけられることになりました。現在、日本睡眠学会の会員数は年々増え続けており、00年の667人が07年には2628人と4倍となったことからも、睡眠研究への注目が高まっていることがわかります。


・睡眠の足りない状態を睡眠負債と呼びます。睡眠負債が蓄積され続けると、糖尿病や心臓病、がん、うつ病などの病気に至ってしまうことがわかっています。


記憶は、すべてを覚えていればいいというものではありません。そこで、インプットされた情報を必要なものと不要なものに選別して、必要なものは記憶させ、不要なものは消去するという作業が脳の中で毎日行われています。それが睡眠です。


・睡眠には記憶を定着させ、向上させる働きがあります。では、いつ睡眠をとれば、ベストなのでしょうか。理想的なのは、学習した直後に眠ることです。


・眠りたい時刻の15〜16時間前に起床して体内時計をリセットしておけば、その夜、快適に眠りにつくことができるというわけです。そして体内時計の調整では、起きたら必ず太陽の光を浴びて、目に充分な光を入れることです。光の刺激を脳内にインプットしてはじめて、体内時計がリセットされることを忘れないでください。


・睡眠の質を高めるために必要な7つの生活習慣


1 「眠る時間」より「起きる時間」にこだわる
2 部屋のカーテンを10センチ開けて眠る
3 朝食と昼食を一日のスケジュールから外さない
4 テレビニュースは朝に見る
5 夜遅い食事は少なめに摂る
6 眠たくなってからベッドに入る
7 それでも眠れないときのストレッチ


その他、「英会話や資格試験の勉強が記憶に残りやすい眠り方」「出張やゴルフで朝早く起きる方法」 「徹夜作業が苦にならない方法」「月曜日にスッキリした頭で仕事に入る眠り方」「仕事と睡眠を考えたコーヒーの正しい飲み方」「仕事帰りのフィットネスジム時間帯に注意」など。…これを読むと眠れなくなる?スッキリ眠れる?オススメです。(・∀・)