「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「恐れない技術」(桜井章一)

20年無敗、伝説の雀鬼桜井章一氏。(・∀・) 氏の著作はほとんど読んでいる。新作を読みました。

「リストラ、収入格差、情報過多……。そういった各場面で「恐れない」マインドをつくる方法を豊富に解説」そのエッセンスを紹介しよう。


・何か、想定外のことが起こった時、なぜ人は「不安」になり、さらには「恐れてしまう」のか。当たり前だが、人が動けば、いつかは何かにぶつかる。結局、人が「不安」や「恐怖」を感じるのは、人間がもともと「動く」からであり、それはすなわち我々が「動物である」ということの証しなのだ。そしてまた、私たちは動かなければ腐ってしまう「生もの」でもある。それゆえ「生物」とも呼ばれる。もちろん「動く」ことでいいこともあるが、当然悪いことにも出くわす。それは動物なら自然なことなのだ。


・何かに「恐れ」を感じる場合には、逃げるよりむしろ向かっていく方がいい。これは私の昔からの持論でもある。


・私の人生などは、決して人に威張れたり誇れたりするようなものではない。だが私は、人生にどんなことが起ころうが、「おもしろい!」と思って生きてきたし、これから先に何が起ころうとも、きっと同じように楽しいと思うことだろう。別の言い方をすれば、私は「人生は、うまくいかないのが当たり前」と思っているから、つらいこと、苦しいことが起こったときに。いかにその味を別の味に変えるかを楽しんでいるとも言えるだろう。


最初から他人に過度の期待をしないこと、もしくは願望を持たないことである「夢」を持たない。期待をしない。そして「現実」をしっかり見つめる。それが、動揺しない、引いては何も恐れないための秘訣でもある。


人生は「得る」ことより、「失う」ことの方が自然だということでもある。そして、君が少しでもそう感じるところがあるならば、「得る」ために躍起になるより「失う」ことを恐れないための「練習」をしてみるといいだろう。突然財産を失う。仕事を失う。家族を失う。故郷を失う。地位を失う。生きる希望を失う…。君だって、このうちの一つの現象でも、突然起こると考えたら、きっと動揺し、恐れてしまうことだろう。それゆえ、今から練習するのだ。


・余談だが、私の知人にこんなおもしろいことを言っていたヤツがいる。「自分に悪いことが一つ起こったら、どこかの誰かに一ついいことが起こっていると思うようにしているんだ」と。このように、自分の不幸ですら、誰かの幸福になっていると思えるなら、その人には必ず幸運が巡ってくることだろう。運が巡るということをつかんでいることほど、幸運の女神が微笑む条件はないのだから。そして普段から、そう考えていれば、何か起こった時に、「不安」や「恐れ」など一切感じないと思うが、どうだろうか。


・「不安」をつくり出す心にブレーキをかけるのに、もってこいのセリフがあるから、しっかりと胸に刻んでおいて欲しい。「何を俺は気取っているんだ。人生ダメでもともと。オレ自身にしたって、ダメでも別にいいじゃないか」ダメでも別にいいじゃないかー。たったこれだけのセリフでも、事あるごとに唱えていると、不思議と不安は消え、あっけらかんとした気持ちになっていくはずだから、ぜひ試してほしい。


思わぬ壁に弱い私…。参考にしよう。オススメです。(・∀・)