「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「逆風に立つ松井秀喜の美しい生き方」(伊集院静)



昨年、引退した現在最高の日本人スラッガー松井秀喜星稜高校時代の五打席連続敬遠から始まりメジャーのMVPなど数多くの記録を打ち立てた。ちょうど明後日5月5日に読売巨人軍終身名誉監督長嶋茂雄氏との国民栄誉賞のダブル受賞が控えている。その松井と家族ぐるみでおつきあいをしている作家・伊集院静氏が描く、松井秀喜の心の軌跡。そのエッセンスを紹介しよう。


・ヒデキは1974年6月12日、父・昌雄と母・さえ子の二人目の男子として石川県で誕生。3960グラムという特別に大きな赤ちゃんでした。父・昌雄はこの男の子に「秀でたことを喜んで欲しい」という思いを込めて「秀喜」と名前を付けました。


トーリ監督


地に足が着いた男だ。日本の記者ともアメリカの記者とも気さくに付き合い、自分が注目される存在であることを理解していながら、人気におぼれず、謙虚さを忘れない。私は選手のプレーを結果だけで評価していない。松井については努力を評価したい。」



ベテラン記者


これまで何千人というプロ野球選手を見てきましたが、松井は特別ですね。デビュー当時は、そこらのルーキーと変わらなく見せました。それが年毎の、彼の野球の力が向上して行くに連れて、この選手はこれまでのスター選手とは根本的に何かが違っていることに気付きはじめたんです。時々、話をしていて自分が教えられている気がすることがあるんです。人間としての在り方みたいなものです。変でしょう。自分の孫くらいの若者にですよ。いや松井は将来素晴らしい選手になると思いますよ。今でも充分スゴイのですが…」


長嶋茂雄


「私が監督をしている時の九年間で、一番練習した選手は松井です。練習をしているかどうかはわかるんです。夜中に電話するんです。酒場に行って遊んでいたら周りの音ですぐわかるんです。松井はいつも息を切らして携帯電話に出ていましたから。一ヶ月、二ヶ月一生懸命練習する選手はたくさんいます。調子が良くなると、彼等は練習をしなくなるんです。それではダメなんです。三年、五年、十年先の自分のバッティングがどうなりたいかと思い描いて、それを信じて毎日欠かさず練習ができる選手でないと大成しないでんです。松井はそれを唯一できた選手です。松井は起用と不器用で見ると、不器用な方の選手です。でも九年間、彼は一日も練習を怠らなかった唯一の選手です。現役の時には一度も口にしませんでしたが、今なら言うことができます。松井選手は私が知る最高のスラッガーです


星稜高校 山下監督


自分の生涯で松井ほどの打者に出会ったことはない。これからも出会うことはないと思う。松井の何がスゴイかと言うと、バッターとしてのパワー、能力もあるが、それ以上に彼の向上するために進んで練習ができる精神力のスゴさだ。三年間の一日たりともトレーニングをいい加減にすることはなかった。そして何よりチームメイトを大切にしてくれた。


やっぱり松井はスゴイ!!!松井のようになりたいなあ。超オススメです!(・∀・)




こちらのメッセージもグッとくるよ。


MESSAGE〜グッときた!…『ファンがいて、僕がいる。』(松井秀喜)