「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『数字の国のミステリー』(マーカス・デュ・ソートイ)

数字の国のミステリー

数字の国のミステリー

みなさんは、数学は得意だろうか?好きだろうか?(^∇^) 私は得意じゃないけど、大好き!

さて、この本は世界的ベストセラー素数の音楽』の著者であり、今なおトップクラスの現役数学者・マーカス・デュ・ソートイが現場の数学者たちの豊富なエピソードを交えながら不思議の国へご案内するのだ。その中のエッセンスを紹介しよう。



・この本では、みなさんをいくつかの旅にお連れしよう。各章で、数学における大きなテーマをひとつ取り上げ、最後に、数学史上きっての難問とされているもののなかから、未解決の謎をひとつ紹介して締めくくる。


【果てしない素数の奇妙な出来事】


・2、3、5、7、11、13……、素数と呼ばれるこれらの数は、あらゆる数を構成する基本要素である。数学界の水素や酸素。数の物語の中心人物ともいうべきこれらの数は、無限に広がる数のそこここに宝石のように埋め込まれている。素数はきわめて重要な数であると同時に、人類が知を探求するなかで行き合った最大の謎でもある。ひとつの素数から次の素数を作り出す魔法の識はどうやらこの世にないらしく、素数を見つける方法は未だにわかっていない。地中に埋められた素数という名の宝物を掘り当てるために必要な宝の地図を誰も持っていないのだ。


・多くの数学者が、たとえ宇宙のむこう側の生物学や化学や物理学が地球のそれとまるで違っていたとしても、数学だけは地球と同じはずだと考えている。「僕は素数が好きだ…素数は人生に似ていると思う。とても論理的なのに、決して法則をあぶり出すことができない、たとえ一生かかって考え続けたとしても、法則を見つけることはできないんだ」


・ひまわりの花びらをためしに数えてみると、89枚という素数になっている場合が多い。はじめ一つがいだったウサギは、11世代後に89つがいになる、ひょっとして、ウサギや花は素数を作り出す秘密の公式を知っているのだろうか



その他、ベッカムが23番のシャツを選んだわけ」「アメリカに棲むある種の蝉が17という素数を好むわけ」「泡はなぜ完全は球体なのか」「世界一丸いサッカーボールを作るには」「じゃんけんの世界チャンピオンになるには」「宝くじに勝つにはどうするか」…など。数学って奥が深いっ!そしてこの本もオススメです!


BOOK〜フェルマーの最終定理サイモン・シン著)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20070214