「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界」

 


アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界


この本はスゴいよ!人間の想像力ってハンパない!ということを実感するなあ!(・∀・)!著者は、ドゥーガル・ディクソン


5000万年後、人類が消えた地球では、どんな動物が生存しているだろうか。進化学と生態学の基本原理を組み合わせて想像する。驚異の進化を遂げ、地球を闊歩する生物たちとは?」その代表的な動物を紹介しよう。


5000万年後の世界では、どんな動物が生存しているだろうか。その様子を、新化学と生態学の基本原理をあれこれを組み合わせて、私は想像してみた。この推測は、地球上のこれまでの事実の上に成り立っているが、確たる予言力はない。可能性を追求して到達し得たひとつの結果である。タイム・トラベラー諸君!私たちの惑星を舞台に展開される生命の進化の奇観と劇的な光景を、くつろいで楽しんでいただきたい!


ウシやウマ、ヤギなどはあまりにも人類に依存して生きてきたので、人類とともに絶滅した。野生のシカ類も、人類時代に絶滅した。人類の自然環境破壊という重圧を受けて、シカ類の数は回復不可能なまでに落ち込み、結局絶滅してしまった。では、そのあとにどんな動物が生活しはじめてのだろうか。どの動物がその空白をいちばん利用しやすい位置にあったのだろうか



▲ラバック類


・人類時代には、有害な動物として人間を困らせるほど繁栄した小型の植食動物がいた。ウサギである。ウサギは人間が育てた農作物をつぎつぎに食い荒らしたが、人間はウサギを絶やそうとしてあらゆる手段を講じたが、どんなに努力しても完全には撲滅できなかった。ウサギは環境の変化に柔軟な適応力を持ち、しかも繁殖周囲が短い。この特性のお蔭で、人類が絶滅したのち、いくつかの異なった類に苦もなく進化した。中でも成功したのがラバックの数種である。


・バタディア諸島のコウモリ類は、地上に豊富な食物があり、しかも天敵の捕食動物がいなかったからその多くが空中生活を捨て、いまも地上の生態的地位をコウモリ類の子孫が占めている。ナイト・ストーカーの前足は翼から発達した。いまは肩越しに突き出して、手そのものの働きをする



▲ナイト・ストーカー(マナンブルズ・ペロリズス)


表紙の衝撃的なイラストは、コウモリが進化した姿だったのかあ!確かに生命力ありそうだよね。文明が滅んでも生きてるだろうなあ……。進化とは?食物連鎖とは?生命の歴史とは?人類滅亡後の生物とは?ワクワクするなあ!超オススメです。(・∀・)


 


アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界