「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『廃校が図書館になった!「橋本五郎文庫」奮戦記』

廃校が図書館になった!  〔「橋本五郎文庫」奮戦記〕

廃校が図書館になった! 〔「橋本五郎文庫」奮戦記〕

数年前、私の生まれ故郷の新潟県東頸城郡松之山町が市町村統合で十日町市に併合された。町の名前が消えるというのは実に淋しいものだ。(*_*)


さて、125年の歴史をもちながら、過疎化でついに廃校になった小学校。そこは読売新聞特別編集委員橋本五郎氏の母校だった。そこに2万冊の書籍を寄贈。住民たちの力で分類整理し行政も巻き込んで、廃校を「図書館」に新しく蘇生させた全記録なのだ。そこには感動的なドラマがあった!


「雑誌類は除いて約二万冊を予定している。送料・書架代については私が負担したい。寄贈する施設や地域はどこでもよいが、散逸するのはできるかぎり避けてもらいたい。地元住民はもちろん、近隣市町村からも利用でき、しかも地元との交流や他の利活用の場として、一助になればよい。それが鯉川であれば一番よいのだけれど」



・ずっと大切にできるものが生まれた。

・図書の仕分けは、みんなが交流できる良い機会になった

・集まれる場所ができて、楽しかった。

・やればできるんだと自信になった

・ここは、わが家みたいなもんだな。いつまでも続いてほしい

・いつでも読むことができるんだなと思うと、うれしくって。


その他、「廃校そして文庫ができるまで」「過疎化そして消える学校」「仕分けボランティア奮闘記」「橋本五郎文庫が蒔いた種」「なぜ図書館をつくろうとしたのか」…など。全国的に問題となっている廃校の利活用、少子高齢化が進むコミュニティの再生のヒントになるよね。オススメです。(^^)



▲ 中曽根康弘氏が書いた看板