「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜人はなぜ騙されるのか?…『詐欺師たちの殺し文句』(日名子暁

詐欺師たちの殺し文句―あなたの「欲」と「迷い」を見逃さない! (主婦の友新書)

詐欺師たちの殺し文句―あなたの「欲」と「迷い」を見逃さない! (主婦の友新書)

この本はユニークだ。ヤクザ、外人労働者、詐欺、金融など“裏の世界”を舞台とした領域を得意とするルポライターとして有名な著者が、これまでの取材を通じて知った「詐欺師の世界」を赤裸々に暴く。

人はなぜ騙されるのか?そんなにオイシイ話はない、とわかっていながら、人々はたやすく詐欺師の網に引っ掛かる。希代の詐欺師たちの殺し文句から見えてくる、どうしようもない人間の性。そのエッセンスを紹介しよう。


・詐欺師と呼ばれる連中は、しばしば登場する「耳寄りな話」「ここだけの話」を材料に、彼らはたくみにアプローチを開始。彼らのことばを用いれば、「キッカケさえつかめれば、あとは絵図にそってどうにでもなる」と豪語する者が多かった。そのキッカケをつかむのに彼らは全精力を注いでいるのだが、そこには彼らなりの法則があるのだ。この「詐欺師の法則」は、経験上かあるいはどこかで、修行したのか人間の心理を深くついた内容になっているのだ。その、いってみれば詐欺師たちのバイブルとなっている「詐欺師の法則」を、具体的な詐欺商法と併せて紹介しよう。


その他、「内村健一の天下一家の会ネズミ講)」「マルチ御三家〜APOジャパン、日本ホリディマジック、チェッカーフランチャイズチェーン」「SF(新製品普及)商法」「純金ファミリー商法(豊田商事)」「ノミ屋商法=10倍融資(投資ジャーナル)」「前代未聞の詐欺師・山本一郎経済革命倶楽部(KKC)会長」信用商法(ココ山岡)」「オレオレ詐欺」「ボランティア詐欺」など。


希代の詐欺師たちから学んだ騙しのテクニック、トークも満載だよ。セールスマン必読!(笑)おすすめです。( ^∀^)