「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『くまのこうちょうせんせい』(こんの ひとみ・いもと ようこ

くまのこうちょうせんせい

くまのこうちょうせんせい

自らのガンを告白し、最後まで教壇に立ち、テレビなどで話題になった、茅ヶ崎市の浜之郷小学校校長の大瀬敏昭先生「命の授業」
そのエピソードがモチーフになり絵本になりました。そのエッセンスを紹介しよう。


「おはよう!」

校門で毎日子供たちにあいさつをする、くまの校長先生。ところが小さな声しか出ないひつじくん。

「勇気を出してごらん。いつか大きな声で おはようが言えるようになるよ。」

校長先生は ひつじくんのあたまを やさしくなでてくれました。

毎日、学校の帰り道や やまびこ山で おはようの練習をするひつじくん。でも大きな声は出ない。


あるとき校長先生が入院された。

子供たちに会いたいがために、病院から学校に通うようになった校長先生。

しかし、校長先生の声は 病気のために 小さな声しか出なくなっていました。


その日の帰り道 ひつじくんが やまびこ山に 向かって歩いていると あとから 校長先生が


「先生ね、病気になって、わかったことが あるんだよ 

大きな声を 出そうと思っても 出せないときがあるんだね。

できなくなって はじめてわかったんだ。

ひつじくん、大きな声を出そうねって いっぱい言って ほんとに悪かったね」


しかし、山の頂上で体調が悪くなり、突然うずくまってしまった校長先生

ひつじくんは、夢中で 叫びました。


「助けてー!校長先生が 大変だー!助けてー!」

ひつじくんの声は 山に響き渡り やまびこが 病院まで ひつじくんの声を運んでいってくれました。


今では、校長先生の小さな声を ひつじくんが大きな声でみんなに伝えています。


…感動…!(T_T) まさに「同化して導く」だよね…。親子で読んでほしい絵本だね。オススメです。(^。^)