マンガで読む般若心経〈2 色即是空篇〉 (広済堂文庫―ヒューマン・セレクト)
- 作者: 桑田二郎
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 1989/12/01
- メディア: 文庫
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「人は、なぜこの世のさまざまな悩みにとらわれ、苦しむのか。なぜ、運命・宿命から自由になれないのか―。その答えは、見えない“いのち”の次元を知ることによって初めて明らかになる。般若心経に秘められた“霊妙力”を説いた、必読の書」そのエッセンスを紹介しよう。
・お経のことばは方便でかかれている。云わんとする事は常にことばの裏にある。そこに気付かず、ことばの表面の意味だけたどったところでまるっきりお経を理解したことにはならないし、まったく無意味だ。
・生命の本質である「霊性」なるものが不生不滅であるということは……人間は死んでそれっきりというものではない!ということにつながっている。今、生きている肉体はいずれはほろびる。つまり死がある。しかし、それを成り立たせていた生命の本質、すなわち「霊」に死はない。それは「空」の次元で不生、不滅だ!
・心が魂なら、顔の表情は霊のつくりだす生命のすがただ。たとえば心の状態によって顔の表情はさまざまになる。怒りとともにみにくくゆがみ、喜びとともに美しくかがやく。だが、心そのものに見た目の美醜はあらわれない。美しさ醜さをあらわすのは、常に顔の表情のほうだ。
・生まれてくるということは肉体を持つということだ。その肉体は年と共に否も応もなく老いていく。そして一生のうちにはさまざまな病気になりいつかは死んでゆく。それは誰もが望まぬことだ。しかし、誰ひとりとして逃れる訳にゆかぬ宿命だ。「生老病死」。人生には常にこの「苦」がついてまわるのだ。
・まず自分の生命をふりかえってごらん。自分というひとつの自分の中に三つの自分がいることに気づくはずだ。
1 まず、肉体という自分がある
2 その肉体の感覚につらなって欲望と感情という自分がある
3 さらにその奥に知性と精神という自分がある
人間はある時期までこの三つの自分の意識をごちゃまぜにして働かせそれを自分自身だと思って生きている。ところが瞑想などで魂の意識がめざめはじめると実は、その三つの自分は本当の自分じゃないと気づき始める。そうした三つの自分のさらに奥にある真の自分であることにきづきはじめる。そして、その魂の意識をさらに「空」の次元へとたどってゆくと…最終的にはすべての根源 一大心霊なるものにつながってりいることを実感する。そこにおいて自分の魂とは一大心霊の分霊であり、両者は別のものではないのだと知る。
・八正道は悟りへの道である。八正道によって魂はこの世において目覚めることができる。
1 正見(しょうけん) 正しく見る
2 正思惟(しょうしゆい) 正しく考える
3 正語(しょうご) 正しいことば
4 正行(しょうぎょう) 正しい行為
5 正命(しょうみょう) 正しい生活
6 正精進(しょうしょうじん) 正しい努力
7 正念(しょうねん) 正しい思念
8 正定(しょうじょう) 正しい瞑想
やっぱりお釈迦様ってすごいなあ!心豊かになります。オススメです。(^^♪