- 作者: 加藤洋一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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面白い!具体的な成功事例がとてもわかりやすい!
180日で地域No.1になれたお店、360日で業界No.1になれたサービスなど小さな会社がNo.1になれるコア・ブランド戦略のツボとコツを紹介しよう。
・そもそブランドの語源は、「牛の焼き印」から来ていて、生産者が自身の所有する牛を見分けるために用いていたのが最初だそうです。ビジネスの世界にも、牛と同じように似たような商品・サービス・企業がひしめいているので、その違いがわかるようにブランドを築くという考え方が浸透してきました。
・私が旗を立てる市場として、営業や販売という山の、さらに小さい市場を見つけました。販売スキルの一つである小さな会社の「独自のウリ」を見つけたり、伝えたりする「USP(ユニーク・セリング・プロポジション)」と呼ばれいてる手法の専門家というポジションで参入したのです。
・自身のコアに気づく → 会社のコアとして社員とともにそれを共有する → 会社のコアを磨いていく → お客さまに役立ち感謝され、売上、利益が増える → 気づいたら地域No.1、あるいは業界No.1のブランドが出来上がっている
これが本書で提唱するコア・ブランド戦略の大きな流れです。
・小さな会社のブランドは、「○○だったら、△△会社だよね」
・私は「真似るのでしたら、他業界を参考にしてください」とアドバイスしています。同じ真似でも他業界からのアイデアを真似るのは、自分の業界で圧倒的なブランドを築くための大いなるヒントになるケースが多いからです。自分の業界を真似るのは絶対にやめましょう。
・世界的な物語「うさぎとかめ」も、コア・ブランド戦略をやっている!「勉強を毎日やりなさい!」「まじめにやりなさい!」など、直接的にいうよりも、絵本を通じて「まじめさ」「勤勉さ」を間接的に伝えているのです。
・マーケティングミックスの4C
「Cusutmer Value」(お客様にとっての価値)
「Customer cost」(お客様にとってのコスト)
「Convenience」(お客様hにとっての利便性)
「Communication」(お客様とのコミュニケーション)
・コア・ブランド戦略の大きな流れ
1 社長のコアを見つける、伝える
2 コア・テクノロジー/コア・プロセスの明確化
3 ブランディングする商品・サービスの選定
4 商品・サービスのシュガー・コート
5 ライバルの商品・サービス調査
6 マーケティング施策の見直し
7 ブランド浸透度リサーチ
・価値観をあぶり出す質問を自分にすることです。
「そもそも何のためにビジネスをやっているのですか?」
「あなたが明日までの命だとします。子供や奥さん/旦那さんに一つだけ何か伝えられるとするなら、どんなこと伝えますか?」
「○○でなければならないという規制をはずして、やりたいことは何ですか?」
・小さな会社が経営を成功させるための重要な要素は大きく分けると「お客様を集める仕組み」「人材を育成する仕組み」「ビジネスモデル」「お金が増える財務の仕組み」の4つです。
・「情熱的ベネフィット」は五感に訴える方法が有効です。人には、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」があります。購買に結びつく感情を呼び起こすために「情熱的ベネフィット」を打ち出すことが重要です。
その他、「自分の年表を作ってみる」、そして下記に挙げる個性的な会社、商品、ネーミングはホント、仕入れになるわ!おススメです。
「ネジザウルスの話」
http://www.engineer.jp/products/nipper/np04/item_04/pz-58
「誕生日や記念日を祝うフレンチレストラン デラセラ」
http://massa.xsrv.jp/
オリジナルのスタイルで相見積なし! コスモホーム
http://www.cosmohome-co.com/
マーケティングコンサルタント 加藤洋一 オフィシャルサイト
http://www.katoyoichi.com/