「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『図解 スティーブ・ジョブズのプレゼン術』(松本幸夫)

図解 スティーブ・ジョブスのプレゼン術

図解 スティーブ・ジョブスのプレゼン術

昨年亡くなった、アップルの創業者、スティーブ・ジョブス。すごい名前だよね。「仕事」なんだから。 (^。^)


この本はユニークだ。プレゼンの達人であるジョブズのスキルやテクニックを具体的に解説した本なのだ。聴衆を惹きつけるツボとコツを紹介しよう。


・舞台俳優であっても、観衆を前にプレーをするスポーツ選手であっても、生まれつき素晴らしい演技やプレーが出来たのではない。誰でも初めは初心者だし、どんな立派に見える大人も、昔は子供だったのだ。だから安心していただきたい。あなたもやり方を知って練習を重ねれば、必ずジョブズのようなプレゼンができる



スティーブ・ジョブズの大きな志は、「世界を変える」ことでした。「世界を変える」という大きな理念を持ったプレゼンと、「仕方なしに」「なんとなく」やるプレゼンとでは、差が出て当たり前でしょう。スキル以前に、そもそもの情熱が違います。



SSN方式(Speech → Slide → No slide)つまり、スピーチの後、スライドを映してポイントに触れたら。No Slide(スライドを消した)の状態にして、再びスピーチに入ります。もちろんまだ映していませんので、聴衆はプレゼンテーターに集中せざるを得ません。



あっさり終わらない
「そろそろオシマイかな」とプレゼンの聴衆がリラックスしているときに、ジョブズのおなじみのフレーズ「One more thing」(もう一つ)が飛び出します。


・ストーリーで語る
大切なのは、コンセプト。メッセージ、そしてどのような流れで話すかというストーリー作りなのです。


表情で語る
実は、真っ先にプレゼンターは「顔」を見られます。



手でビジュアル化する
「1番」と言うときに人差し指を立てたり、「2年も」という時に2本の指を立てることをしていました。あるいは数字ではなくても「薄い」ということを、指先を用いて示してみたり、手を右から左へ移動させたり、ふくらませたりと、多彩に手を用いています。ジョブズは、左右にステージを歩きます。話にメリハリを与えてくれるビジュアル化というのは、何も「手」だけのアクションではなくて、特に全身を動かすことも広義のものとしてあるのです



動くことによる様々な効果
リラックスできる。ダイナミックな印象になる。表情の変化、メリハリがつく


・3S=Stop,Smile,Speakまず、演壇に立ったら、一回ピタッと体を静止させます。(Stop)、そのあと、演壇に目を向けてニッコリ。(Smile)それから落ち着いて第一声を発します。「みなさん、おはようございます」とハッキリと。Speakです。



自問自答する
「誰がスタイラスを欲しがるか?誰も欲しがりはしない」、「どうでしょうか?違いますね」、「A,Bどちらの案ですか?そうB案ですね」と、自分で言って自分で答えることによって、聴衆は注目してくれますし印象も深く残るのです。



繰り返すのはポイントになる言葉
「約3000万台のipodを出庫したことを発表しました。なんと3000万台のipodをです」私は「一回言うと聴衆の三分の一、もう一回で三分の二、三回繰り返してようやく全員に伝わる」と考えています。一回では不十分なのです。「数字、単語、短いフレーズ」を繰り返していくことで、聴衆の記憶に残るプレゼンをしましょう。



聴衆の反応を観察しながら話す
アイコンタクト、質問すること、身体の動き



たたみかける話し方を入れる

あるときは声を大きくあるときはささやくように、またあるときは間を十分にとって。これは昔から日本でいう「怒涛波返し」です。大波が嵐のようにワーッと来て、引きどきにはスーッと引くような、メリハリの効いたダイナミックかつ繊細なスピーチといえます。


その他「短い文で話す」「語尾の発音をハッキリ」「相手によりスピードを変える」「聴衆優先のプレゼンをする」「自分の人間的な面をさらけ出す」など。すぐに仕えるテクニックが満載。人前でスピーチをしたりする人必読っ!(^ム^)



BOOK〜『仕事が10倍できる人の「手抜き」術』(松本幸夫)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20081213