「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『問題な日本語 その4』(北原保雄)

問題な日本語〈その4〉

問題な日本語〈その4〉

昔から日本語にとても興味がある。そして昨今の日本語の乱れに少々気になっている。この本のシリーズにはナットクなんだよね〜!(^。^)


BOOK〜『問題な日本語 その3』(北原保雄
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20111230


さあ、その最新刊、第四弾もオモシロイよ〜!そのエッセンスを紹介しよう。



「いさぎ悪い」
そもそも「いさぎよい(潔い)」を「いさぎ=よい」と切ったところに問題があったのです。「いさぎよい」は「いさ清い」という意味です。「いさぎ悪い」「いさぎいい」「いさぎが良い」は間違った言い方です。


「お弁当温めますか?」

今はコンビニに常套句になってしまいましたが。正しくは「お弁当、温めましょうか?」という申し出の表現を使うべきです。


「夜ごはん」

夜は「夕食」「夕ごはん」「夕はん」「夕めし」「晩ごはん」「晩めし」など実に多彩です。夕食の後に食べる場合は「夜食」ですが、「夕」とか「晩」に比べて、「夜」の方が日常語として、より親しみやすいという感覚が背景にあるのではないでしょうか。違和感を持つ人もいますが、特に誤用というものではありません。


「本日はおめでとうございました」

祝福することがらが過去のことだと示すことになり、現在の祝福の気持ちを表すのには不自然な表現です。


「半端ない」

「半端ではない」「半端じゃない」の「では」「じゃ」をなくした言い方です。「普通ではない」を「普通ない」と言うとおかしいように「半端ない」と言うのは、おかしな日本語です。

「大迷惑」は、「だいめいわく」VS「おおめいわく」、どっち?
「おおめいわく」が伝統的。しかし近年は、「だいめいわく」と読まれることも多くなっている。



「ぜひご覧になってはいかがでしょうか」

強引は「ぜひ」と穏やかな「〜てはいかがでしょうか」を合わせた表現に違和感を持つ人もいるため、避けた方がよい表現です。



「容疑者の方」

一般に、人を表すことばのうち、敬意の度合いの低いほうから高いほうに並べてみると

やつ(奴) → 者 → 人 → 方  のようになります。尊敬しない人に対して「〜の方」というのは適切ではありません。


「ピンクい」「緑い」
外来語を形容詞にしたもので、新しい言い方です。また、日本語には、もともと「みどりい」のような「い」の直前がイ列の音である形容詞はなく、「緑い」も新しい言い方です。


モーツアルトの子守唄VS子守歌」どっち?

「唄」は、長唄、馬子唄といった、邦楽(日本の音楽)に用いるのが標準的。モーツアルトの子守歌が正しい。



今日は、ピンクいネクタイでいきます!(^。^)