「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

POETRY&BOOK〜『私の胸は小さすぎる』(谷川俊太郎)

私の胸は小さすぎる

私の胸は小さすぎる

大好きな詩人、谷川俊太郎氏。(^。^) インパクトのあるタイトルの詩は!以前ここでも紹介したよね。


POETRY&BOOK〜『谷川俊太郎 歌の本』http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20101008


ん〜…確かに、私は巨乳より、胸の小さな女性が好きだなあ…でも、そんなのカンケーねえ!!!(^^♪(小島よしお風に)


この本は、氏の恋の歌をあつめたもの。読み進めていくと、私の好きなこの歌がありました。改めて読むといいなあ!その全文を紹介しよう。



あなた


あなたは私の好きなひと
あなたの着るものが変わって
いつか夏の来ているのを知った
老いた犬がものうげに私たちをみつめる午后
ひとっ子ひとりいない美術館へ
古いインドの細密画を見にいこう
菩提樹の下で抱き合う恋人たちはきっと
私たちと同じくらい幸福で不幸だ


あなたは私の好きな人
死ぬまで私はあなたが好きだろう
愛とちがって好きということには
どんな誓いの言葉も要らないから
私たちは七月の太陽のもと
美術館を出て冷い紅茶で渇きをいやそう


恋っていいね。ずっと恋していたいよね。(^^♪