- 作者: 山口百恵
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1981/04/20
- メディア: 文庫
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さあ、あれから30年。あのベストセラーを始めて読みました。
「たとえスターでも、若い女性ならそっと胸の奥底にしまっておきたい思いがある。出生や生い立ち、恋や父母のこと…。結婚を前に山口百恵が綴った赤裸々な自叙伝。大ベストセラー。自らの手で鮮やかに人生に区切りをつけた山口百恵が、我が身を切り裂くほどの激しさで記す、青春の日々」
こんな人生を送っていたのか…。21歳の女性が書いたとは思えない内容だ。一気に読んでしまった。中でも三浦友和との出逢いと結婚のくだりは胸キュンしてしまう。
そのエッセンスを紹介しよう。
・彼は、私にいろいろなことをさりげなく教えてくれた。ああだ、こうだと押し付けるのではなく、身をもってそれを見せてくれてきた。友達というものの大切さ、信じるということの尊さとむずかしさ。何もかも健康があって初めて成り立っているということ。やさしさということ。赦すことの深さ。「俺を愛してくれる気持ちと同じように、自分のまわりの人、全てを大切に…」そういったのも彼だった。私の心に、まるで空気のように広がってしまった、たったひとりのかけがえのない男性を私もさりげなく包めたら…。
・私は彼のためになりたかった。外へ出て行く夫にむかって、「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と言ってあげたかった。愛する人が最も安らぎを感じる場所になりたかった。
・最後に、これまで私を支えて下さった多くの方々に、心からーありがとうございました。倖せになります。 山口百恵
名著だ。山口百恵は復活して欲しくない。永遠で伝説でいてほしい。オススメ。(^o^)