「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜あの大ベストセラー…『蒼い時』(山口百恵)

蒼い時 文庫編集部 (集英社文庫)

蒼い時 文庫編集部 (集英社文庫)

伝説のアイドル、山口百恵。(^u^)花の中三トリオの中では私は圧倒的に桜田淳子ファンだったのだ。途中からグン!と百恵ちゃんが抜き去り、あっという間にスーパースターになっていった…。そして三浦友和と結婚、人気絶頂のまま引退…。あの見事な引き際。素晴らしかったね。


さあ、あれから30年。あのベストセラーを始めて読みました。


「たとえスターでも、若い女性ならそっと胸の奥底にしまっておきたい思いがある。出生や生い立ち、恋や父母のこと…。結婚を前に山口百恵が綴った赤裸々な自叙伝。大ベストセラー。自らの手で鮮やかに人生に区切りをつけた山口百恵が、我が身を切り裂くほどの激しさで記す、青春の日々」


こんな人生を送っていたのか…。21歳の女性が書いたとは思えない内容だ。一気に読んでしまった。中でも三浦友和との出逢いと結婚のくだりは胸キュンしてしまう。
そのエッセンスを紹介しよう。



・彼は、私にいろいろなことをさりげなく教えてくれた。ああだ、こうだと押し付けるのではなく、身をもってそれを見せてくれてきた。友達というものの大切さ、信じるということの尊さとむずかしさ。何もかも健康があって初めて成り立っているということ。やさしさということ。赦すことの深さ。「俺を愛してくれる気持ちと同じように、自分のまわりの人、全てを大切に…」そういったのも彼だった。私の心に、まるで空気のように広がってしまった、たったひとりのかけがえのない男性を私もさりげなく包めたら…。



・私は彼のためになりたかった。外へ出て行く夫にむかって、「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と言ってあげたかった。愛する人が最も安らぎを感じる場所になりたかった。



・最後に、これまで私を支えて下さった多くの方々に、心からーありがとうございました。倖せになります。  山口百恵


名著だ。山口百恵は復活して欲しくない。永遠で伝説でいてほしい。オススメ。(^o^)