「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

HUMAN〜『ダニエル・カール講演会 「いま、できること」』


品川図書館 秋の講演会 「いま、できること」ダニエル・カール氏
2011年10月22日(土)六行会ホール 財団法人 六行会 共催


テレビでおなじみのタレントでもあり山形弁研究家でもあるダニエル・カール氏。(^u^)私の大好きなぶらり途中下車の旅でもリポーターをやっているよね。氏の講演会があるということでさっそく行ってまいりました。


ダニエル氏は、カリフォルニア州パシフィック大学卒業後、文部省英語指導員主事助手として山形県に赴任して3年間英語教育に従事した。その後、上京し、セールスマンを経て、翻訳・通訳会社を設立。二十年前からテレビ・ラジオ等の仕事を兼務して現在に至る。


多忙中ということで、90分という時間でしたが、60分に短縮になったが、感動した…。(T_T) お世辞抜きに涙が出た…。日本人よりも日本人らしく、日本を愛しているダニエルさんの心の叫びが伝わってきたのだ。(T_T)


彼の日本の故郷でもある山形、東北地方が3月の東日本大震災での被害に心を痛めた。そして今まで彼が一人でやっている活動についての話を流暢な山形弁で、原稿を見ずに、一度も水を飲まずに話された。


あの地震を東京の事務所で体験し、テレビでその実情を見たダニエル氏は、愛する東北の被害の姿を見て、いてもたってもいられずすぐにでも東北に行く決意をした。しかし、奥様から止められた。道路も鉄道も止まっているし、一人で行っても邪魔になるだけで何もできないでしょ!と。


では何かできることはないか?在日外国人の7〜8割は日常会話の日本語は分かるという。しかし、あの地震直後、停電し、テレビも止まってしまい、今、何が起きているのか日本人でさえもその情報が入手できなかった。ましてや、在日外国人の不安はどれだけのことだたろう。であれば、ツイッターだ!ツイッターなら情報発信できる。日本語の情報を次々と英語に翻訳し、ダニエル氏は、「大津波がくるぞ!いますぐ高台に逃げろ!」などの情報を三日間寝るのも、食事をするのも忘れ、ツイッターで情報を発信し続けていたのだ。その後自然にツイッター仲間での情報発信が役割分担が出来て、ダニエル氏は、停電担当になり、現地に行けない悔しさを武器に、三週間ツイッターを打ちつづけたのだ。


そして交通網が復活した時に、レンタカーを借り、現地へボランティア活動。トラックいっぱいに物資を詰め込んで届けた。被災者の方たちの話を聞き、要望を聞き、子供たちと遊んだ。


一番切なかったのは、在日外国人の英語教師の友人二人の行方を探しまくって、避難所を探しまくって陸前高田石巻で死亡を確認したこと。諸外国からのデタラメの無責任は報道が多すぎる。自ら現状を知ってもらおうとユーチューブで配信した。


これからは経済面が大事。「とにかく東北産のものを買って下さい。お願いします!」とこのブログに書ききれないほどのアツいメッセージ!ダニエルさん、スゴイ!大ファンになりました。そして震災から8カ月、私たちにできることを真剣に考え、行動しなければならないと思った。がんばろう、ニッポン!がんばろう、東北!


ダニエル・カールからの御礼メッセージ(2011/03/19 )
http://www.youtube.com/watch?v=gJ1pFjseaKk

東北の避難所を回って、思った事(2011/04/11)
http://www.youtube.com/watch?v=czuf-cnvM-c&feature=related