間違う力 オンリーワンになるための10か条 (Base Camp)
- 作者: 高野秀行
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/03/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本はまさに、オンリーワンの本だ。タイトルからして意味が分からない…。なんじゃ!「間違う力」とは!?(^^♪著者の高野秀行氏は、学生時代は、早稲田大学探検部に所属。アフリカ・コンゴへ未知動物「ムベンベ」を捜索に行く。麻薬地帯ゴールデン・トライアングルに住み込んだり。幻の西安シルクロードを旅したり。世界各地の未知動物を探したり…、日本オンリーワンの辺境作家が語る、自分らしく生きるための行動法則これに従って生きると大きく間違えることもある。しかしそこから「オンリーワン」の人生は始まるのだ!悪戦苦闘・抱腹絶倒のユニーク人生論。 そのエッセンスを紹介しよう。
・「間違う力」―なんだかいい感じだ。心ときめく響きがある。意味がよくわからないところがとくにいい。ほかの生き方本には絶対にないタイトルだ。「人の行かないところに行き、人のやらないことをやり、人の書かない本を書く」というモットーで20年以上やってきた私にぴったりである。ただ問題は、初手から間違っている私がどうやって「間違う力」を掛けるのかといことだ。
1 他人のやらないことは無意味でもやる
2 長期スパンで物事を考えない
3 合理的に奇跡を狙う
4 他人の非常識な言い分を聞く
5 身近にあるものを無理やりでも利用する
6 怪しい人にはついていく
7 過ぎたるは及ばざるよりずっといい
8 楽をするためには努力を惜しまない
9 奇襲に頼る
10 一流より二流をめざす
・私の知る限り、ユニークなことをしている人ほど動きが早いのだ。オリジナリティとスピードはどこかで確実に繋がっているように思える。共通しているのは、そういう人は何かアイデアを思いつくと、興奮していてもたってもいられなくなることだろう。
・ちゃんとしてなくてもい。気軽でもいい。てきとうでもいい。でも、今はじめる。オンリーワンは、意外に、こんなところからも生まれるのである。
・そもそもこの本を書いたのが間違いだったが、最後にその間違いをまとめてみる。
1 とにかくやること
2 手段を選ばないこと
3 正しいかどうかより面白いかどうかで決めること
特に、「怪しい自称マレーシア人についていき一文無し」、「ミャンマーの山奥の村でケシ栽培とアヘン生産に従事して麻薬中毒になった話」などは著者ならではの話だろう。ベクトルAの私には、めちゃめちゃ響きました!面白い!おススメ!(^O^)