「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『ディズニーランドのハッピーサイクル研修』(川崎真衣

サービスパーソンのための ディズニーランドのハッピーサイクル研修

サービスパーソンのための ディズニーランドのハッピーサイクル研修

このブログでも何度か紹介しているディズニーランド。(^u^)さすがダントツの勝ち組だよね。


COLUMN〜『東京ディズニーリゾートの危機管理』(スポーツ報知)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20110603

TV〜『7万人の命守った3.11ディズニーの危機管理!』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20110518

BOOK〜『働くことの喜びはみんなディズニーストアで教わった』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20110508
BOOK〜社員とお客の相互満足…『ディズニーに学ぶ満足循環力』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090815


ディズニーのスタッフは、90%がアルバイトらしいが、みな、働くことに喜びを感じている。それがゲストをハッピーにさせている。その秘訣は研修にあったのだ!そのエッセンスを紹介しよう。


・ディズニーランドのエントランスの床の色は濃いグレーなのですが、実はお客様が通る入り口のところだけ赤く塗られているんです。すべてのお客様は「レッドカーペット」の上を歩くに値する「VIP」である!という意味なんです。まず入り口から「歓迎」と「お客様を大切に思う気持ち」を表現しているんですね。この事実はお客さまは知りません。では、この事実を知っているのは誰でしょうか?正解!その通り!!働いているスタッフは知っていますよね。これがものすごく大切なことなんです。スタッフはそのメッセージにふさわしい行動を取ろうと考えます。その心構えは、お客様にも伝わります


お客様は意外にも、工夫していることよりも、手抜きしてしまったことのほうを敏感に感づいてしまうものです。


・あなたのお店にあるイスもテーブルもカウンターもポップもカンバンも入り口も天井も、一度全部を「愛おしいな〜」という目で見てみてください。そうすると、いままで「愛せていなかった部分」が見つかるかもしれません。もし見つかったら、なぜ愛せないのかを考えてみましょう。それが「お客様に愛されていなかった原因」になっているかもしれないんです。


「ディズニーランドは、青空をバックにした巨大なステージである」これが、ディズニーランド全体につらぬかれた骨格となる発想です。「キャスト」たちは「仕事」をしているのではなく、「ショー」を演じています。


ファミリーマートというコンビニの名前は、お客様と加盟店、お取引先、本部など、ファミリーマートに関係するすべての人との家庭的なおつき合いをしながら、ともに発展していきたいという、あたたかい思いが込められています。一人ひとりのお客様にとって、家族のような存在になること。お客様の気持ちにいちばん近い。なくてはならない「コンビに」なること。これこそがファミリーマートのバックグラウンドストーリーなんです。


まずはアナタのお店に興味を持ってみましょう!なんで、この名前なんだろう?なんでこのユニフォームなんだろう?なんで、この商品を扱っているんだろう?お客さまに、どんな気持ちでお店に来てほしいかな?どんな気持ちでお店で過ごしてほしいかな?どんな気持ちを持ってお店から帰ってもらいたいかな?こうした興味を持って、先輩やオーナーの話を聴いてみたり、自分なりに考えてみることで、アナタのお店の「台本」は必ず見つかります。


・「すべてのゲストにハピネスを提供する」 これが、キャストが目指すゴールです。その大切な4つの鍵は、

1 安全性 2 礼儀正しさ 3 ショー 4 効率 の順です。


・ディズニーランドでは、キャストどおしで褒め合うということを積極的に行っています。人を育てる「教育」のほとんどが「褒め合うこと・認め合うこと」が中心といってもいいくらいです。そうやって、キャストたちのやる気をキープしているんですね。一年に一回、約2〜3が月間にわたって、キャストどうしで褒め合うというキャンペーンを行っています。まず最初に、キャスト全員に「Dカード」という名刺サイズのカードがひとり10枚ずつ渡されます。Dカードには、自分の名前を書くところがあって、10枚すべてに自分の名前を書きこんだら準備OK。あとはこのカードを、ほめたい相手に渡していくんですね。このカードを渡すことでキャストが「相手を褒める習慣」を身につけるだけでなく、「まわりのキャストをよく観察する習慣」も身につけてほしい。というのがねらいです。一緒に働く仲間を褒めることができる人は、一緒に働く仲間から褒められる人になります。自分によくしてくれた人、自分を認めてくれた人には、なんらかのかたちでお返しをしたい、という心理が働くからです。


相手を直接褒める習慣

<初級編> 他の人が、他の人を褒めている様子を伝える。「Aさんが、Bさんは最近頑張ってるって褒めてたよ!」<中級編> 「ありがとう」という。相手のしてくれたことを褒める言葉ですから、これはもう立派な「褒め言葉」です。「おつかれさま。さっきはレジ助けてくれてありがとう!」「おはよう、昨日は心配してくれてありがとう!」<上級編> 具体的に何が良かったのか、どんなことを褒めたいのかを、口にする。


やっぱりツボとコツは、習慣なんだよね。繰り返し反復だよね。一読をオススメします。(^u^)