「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜101のテクニック!…『ほめ言葉の法則』(植西聰)

ほめ言葉の法則―心理カウンセラーが教える101のテクニック

ほめ言葉の法則―心理カウンセラーが教える101のテクニック

ウチ(SA)では「人間関係をよくする気の利いたひとこと講座」、「相手の心を開くアプローチの秘訣講座」などの研修を開催しているが、やっぱり人間関係よくする秘訣は「ほめ言葉」だよね。(^ム^)


この本はそれを具体的に「ほめ方」の基本テクニックから応用テクニックまで、わかりやすく紹介しているのだ。子どもはほめて育てなければいけないということは分かっているのだが…、部下のほめ方が分からないという人には最適な本だ。そのツボとコツを紹介しよう。


・大勢から好かれる人には、人間関係がうまくいっている人には共通点があります。それは、「ほめ言葉」をよく口にしている、ということです。要するに、相手を快適で楽しい気分にさせる言葉、自信と勇気を与える言葉、存在感を高める言葉、優越感に浸させる言葉、生き方に誇りを持たせる言葉、心を安らげて幸せな気分にさせる言葉を口ぐせのように用いているのです。


トップセールスマンは、自社商品は二の次、三の次で、まず客の話にじっくりと耳を傾けます。そして「なるほど」と相づちを打ちながら、「さすがですね」「すごいですね」というほめ言葉を連発します。


・九州のある旅館は大人気で大半がリピーターだそうです。大きな理由として、女将をはじめ、従業員がほめ言葉を多く用いているそうです。「いつもキレイでいらっしゃいますね」「奥様(ご主人様)は本当に若いですね」という言葉をさりげなく投げかけます。子ども連れのリピーターに対しては、「今どき珍しいぐらい、礼儀正しいお嬢さんに成長なさいましたね」「息子さん、たくましく成長なさいましたね」これって最高のサービスだと思いませんか。


・なぜ人はほめてくれる相手に好感を寄せるのか?それは尊敬の欲求=自己重要感の欲求があるからです。「重要な存在でありたい」「人より優れていたい」「存在を認められたい」「人から評価されたい」「人から敬われたい」という欲求を満たす効果があるのです。


ほめ言葉には、相手の気持ちをポジティブにさせる、やる気を倍増させる、自信を持たせる、コミュニケーションを円滑にするなど複数の効果があります。


褒める内容のカテゴリー

1 仕事ぶりをほめる 2 能力をほめる 3 実績を褒める 4 肩書きをほめる 5 生き方や考え方をほめる 6 プロフィールをほめる 7
趣味・嗜好・特技を褒める 8 持ち物をほめる
人間性や性格をほめる 10 外見・ファッションをほめる 11 相手の身内をほめる 12 意外なことをほめる 「君はきづいていないかもしれないけど、〜」


できるだけ人前でほめよう。ある新聞社の調査で、部下から慕われる上司ベスト10の中に、「みんなの前でほめてくれる上司」というのが入っています。人前で仕事ぶりを褒められれば優越感に浸れるし、やる気だって高まり、何より上司に信頼を寄せます。せも他の誰かを引き合いに出すことや他人と比較することは絶対にしないように。


間接的にほめよう。他の誰かから間接的に言われるともっと嬉しくなるものです。例。 そういえば、課長が「彼は頭の回転が良くて、行動力がある」と言っていたよ。


欠点を指摘するときは、最初に褒めてから注意しよう。「あなたはパソコンで文章を打つのが本当に速いな。まさか、こんなに早く仕上げてくれるなんて。でも、誤字と脱字だけは気をつけようね。それさえなくなれば、パーフェクトだ」


つい叱ってしまったら、あとでほめてあげよう福岡ソフトバンクホークス王貞治監督は、選手を叱ったあと、必ずその倍のエネルギーで褒めるといいます。


文字にしてほめよう。ほめ言葉を字に表わすと、カタチに残るため、いつまでもその余韻に浸ることができる。そして褒め言葉をプレゼントに置き換えると相手はもっと嬉しく感じます。「よくやった。さすがだ。ごほうびに、今日はボクがランチをごちそうしよう」


・【称賛・評価】 「さすがだね」「すごいね」「よくできたね」

【感謝とねぎらい】 「ありがとう」「おかげさまで」「お疲れさま」「ご苦労さま」 + 「いつも」 → 「いつも、感心しているよ」 「いつもありがとう」

【ほめ言葉に「ベリー・グッド」=「ものすごくいい」「たいへん素晴らしい」「本当に優れている」】

【相手のプロ意識を刺激しよう】 「やっぱりプロは違いますね」「さすがにプロはいい仕事をしますね」

【満点以上の評価をしよう】 「120%の出来映えだよ」「100点満点中、150点、申し分ないよ」

【スピード感を評価する】 「○○をするのが速いね」「機敏だね」「てきぱきやるね」「スピーディーにこなすね」

【ほかの人とは違うという評価しよう】 「目のつけどころが違うね」「発想が大胆でユニークだね」「奇抜で斬新な考え方ですね」

【信頼感を植え付ける】 「この件はキミに任せるよ」 …などなど。



『さすが、てるさん!いつも有益な本のご紹介をありがとうございます〜!』なんて褒められたらやっぱりウレシイよね…。おススメです!(^J^)