「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜常識を捨てれば、仕事が変わる…『伝える達人』(中村明典)

伝える達人 (アスカビジネス)

伝える達人 (アスカビジネス)

ウチ(SA)では、セールス、プレゼン、コミュニケーションは誰でも身につけられるというメッセージを伝えている。

日本経団連の調査によると、企業が新卒者の採用選考時に重視する能力の第一位はコミュニケーション能力なのだそうだ。(2006年)81.7%とダントツの数字で、しかも4年連続で第一位となっている!相手と意思疎通できる力。相手の気持ちをくみ取ることができる力。そして、自分の意思を相手に伝えることができる力。ビジネスの世界におけるコミュニケーション力を磨く20のツボとコツが満載!その一部をチラ見せしよう。



自分が話す前に、お客さんの話をまず聞くのです。納得できないことは納得できるまで聞き続ける。そうするといろんな発見があるんです。思いもよらなかったような話が聞けたりしたこともあります、。それ以上に大きかったのは、お客さんが喜んでくれることです。
ずはお客さんの、読者の声を聞き、彼らが何を欲しているのかを徹底的に掴む。そして相手の欲していることをかなえる方法を、できるだけオリジナルで考える。せっかく考え抜いたアイデアを無駄にしないよう、伝え方にも工夫を凝らす。私がリクルートの15年間かけてやってきたことは、こんな試行錯誤の繰り返しでした。


・私の経験上、お客さんが何を望んでいるかが把握できれば、プレゼンは半分成功。そして、お客さんの望みをかなえられる提案内容が考えられれば、8割方成功となります。


・一般的にプレゼンを考え始める時に多くの人が犯しやすい過ちは、「何を提案しようか」を考えようとすることです。結論から言えば、まず最にやるべきことは、「何のために提案を行うのか?」を見つけるというのが正しい答えです。つまりプレゼンの企画段階では、内容から考えるのではなく、まず結論を考えることからはじめるべきなんです。


・始めてのお客さんとは、まずゆっくり、相手の話に耳を傾けてみることが一番です。「今日は営業じゃないんです。お客さんのことをちゃんと知りたくて、お話をうかがいに来ました」みたいなトークは常套手段かもしれませんが、相手にしてみれば、話を聞いてくれるというのは、一番嬉しいものなのです。私がよく使ったのは、「最近、儲かってます?」という切り出し方です。「お忙しそうですね〜」「業績は好調のようですね〜」などのように、相手が「そうなんだよね」とか「おかげさまでね」といった返事をしたくなるような話を入口にもってきて、相手が話したくなる土台を作るわけです。


「ご指名作戦」〜私は参加者の名前を直接読み上げることを採り入れています。つまり、プレゼンを聞いて欲しい参加者の名前をわざと挙げるのです。「実はこのデータは企画部の沢木さんにいただいたもので…」「今回のデザインは、ちょうど高木部長のネクタイのような鮮やかな赤で…」こうすることで、聞いて欲しい人のアテンションを引きつけることができるし、知った人の名前が出てくると、参加者は一様に関心が高まるものなんです。


・「新鮮ですよ」と言わずに、新鮮さを伝える。「安心ですよ」と言わずに、安全さを伝える。「今日は鍋にしませんか」と言わずに、鍋を囲みたくなるように導く。「順路はこちら」と書かずに、自然に人を導く。


コミュニケーションって本当に大事だよね。(^^♪