子どもの頃から、ほとんど欠かさず見ている日本テレビ系『笑点』 (^。^) いまでも録画して毎週みているほど。
私の記憶では、やっぱり三波伸介の名司会ぶりだよね〜!たしかその頃は笑点のテーマソングには歌詞がついていたような…。(^。^)…ということでネットで調べたらあったよ〜!作詞は前田武彦さんだとのこと。
1: ゲラゲラ笑って見るテレビ
ドキドキしながら見るテレビ
メソメソ涙で見るテレビ
いろんなテレビがあるけれど
同じ見るなら笑わにゃ損損
笑う点ならそのものズバリ
それはご存じそれはご存じ 笑点だよ 〜♪
2:ゴロゴロしながら見るテレビ
ハラハラしながら見るテレビ
イライラ怒って見るテレビ
いろんなテレビがあるけれど
同じ見るなら笑わにゃ損損
笑うポイントそのものズバリ
それは天下のそれは天下の 笑点だよ 〜♪
さて、前置きが長くなったけど、この本は五代目司会者の桂歌丸師匠。落語芸術協会の会長でもある。番組が始まって40年以上レギュラーを勤めているよね。もう名人の領域だと思う。神奈川新聞に連載された師匠の自叙伝がこの本。そのエッセンスを紹介しよう。
・司会者の立場になって思うのが、いかに解答者は気楽かということ。今だって、メンバーはみんな言いたいこと言ってるでしょ。緊張したり畏まったりなんていう、殊勝な性格のヤツはひとりもいませんから。わたしだって、政治のことでも何でも言いたいことがうんとありますよ。でも『笑点』じゃ言えないから、その分、今は高座のマクラ(噺の前置き)なんかで吐き出してますけどね。
・わたしが噺家になると決めたのは、小学生のころ。ラジオでNHKの寄席番組で、今は亡き昭和の名人といわれた人たちが、お客さんをこれでもかというぐらい笑わせているわけです。どうせだったら、こういう人を笑わせる商売がいいな、って子ども心に思ったんです。
・歌丸の名は、弟子の誰かが継ぐんじゃないでしょうか。弟子たちによく言うんです、「二億円なら、すぐにでも売る」って。弟子は口をそろえて「いらねエ」って言いますけどね。
・わたしが弟子たちに、最初に稽古をつける際に言ったのが「噺を五席覚えるまでは、俺のマネをしろ」ということ。つまり「私の間でやれ」ってことです。素人が自分の間で話をやったって、受けやしない。間なんかあってないようなものですから。だから最初の五席ぐらいはわたしの間で覚え、それから少しずつ自分の間をこしらえろという教えなんです。
・「夫婦円満の秘訣は?」うちのカミさんはいつも「わたしが我慢しているからです」と答えます。何を言ってやがる。我慢比べなら、こっちだって負けちゃいない。「そもそも質問が間違っている。円満だったためしがない」って。
・楽屋に入ると、新入りの前座がいるでしょ。そうすると、先輩の前座がわたしに紹介するんです。「今度、誰々の師匠のとこへ新しく入った何々です。どうぞ、よろしくお願いします!」そういうときにわたしは、毎回同じことをいいます。
「やめるなら、今のうちだよ」って。これは「やめんな。生涯続けろ」ということ。せっかく入ったんだから、歯ァ食いしばって続けろってことなんです。やめる理由もわからなくはありません。だって、苦しいですから。でも、それじゃ、つまんないですよ。やっぱり、なった以上は辛抱してがんばるしかない。どんな商売でもそうでしょうが、辛抱することも仕事のうちだと思います。
・芸人ですから、運もあるし、人からの引きもあります。だけど、運も引きも、やっぱりその人自身です。「がんばってるな」と思われなきゃ、誰も引っ張り上げてくれないし、運も味方してくれませんよ。それで今度は、大なり小なり波に乗れたとするでしょ。波に乗れば乗ったで、また難しいところがある。下手なことしたら、それこそ波に足下をすくわれちゃう。波乗りをなるたけ長く続けるには、不断の努力以外にはありません。
・「ほめる人間は敵と思え。教えてくれる人、注意してくれる人は味方と思え」というもの。褒められると、そこで成長が止まってしまいます。ですから褒めるということは、根っこを断ち切るのと同じことなんです。一方、教えてくれる人、注意してくれる人というのは、根本に水を注ぎ、肥料を与えてくれる。褒め言葉というは時にはおっかないものなんだと思います。
いいなあ!歌丸師匠!横浜にぎわい座にも行きたいなあ!オススメ!(^_-)-☆
横浜にぎわい座
http://www.yaf.or.jp/nigiwaiza/