- 作者: 吉村仁
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/07/12
- メディア: 単行本
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日本には、アブラゼミ、ミンミンゼミなど30種類ほどのセミがいる。6〜7年も地中でじっと木の根にとりつき、水分を吸いながら大人になる日も待っている。そして夏のある日、1時間ほどかけて幼虫の姿を脱ぎすて、羽を伸ばしセミの姿になる。7 年ぶりに地上に出てきたセミのオスは、ここぞとばかりに大声で愛の歌をうたって、メスに呼びかける。そしてメスと出会い交尾するとオスは力尽きて死ぬ。メスも卵を気に産みつけると力尽きる。わずか2週間の命…。(゜o゜)
し、しかし!アメリカに13年または17年に一度だけ何億匹も大量発生し、数週間だけ凄い声で鳴き交わして死んでゆく、へんてこなセミがいる大発生する奇妙なセミのことを知っているだろうか?
Q:なぜ13年と17年なのか?
Q:なぜこんなに時間をかけて成虫になるのか?
Q:なぜこんなにいっぺんに同じ場所で大発生するのか?
…その答えは…「気温」と「氷河時代」に生き延びてきた知恵と壮絶な歴史があったのだ!詳細は、本を読んでほしいんだけど、命って不思議!
いや〜!すごいわ!生きるって大変なんだね。そんなことを改めて考えた一冊。お子さんには、夏の自由研究のテーマに掲げてもいいくらいだね。(^u^) セミちゃんは、地球上では、人生の大先輩!改めて尊敬申し上げます。おススメ!