「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「わたしのノラネコ研究」(山根明弘)

ネコが大好き。将来はネコ屋敷に住んで、ネコに囲まれて暮らしたいと思うくらいネコが大好き。(=^・^=) 


さて、ノラネコである。いつも疑問に思っているのが、ノラちゃんは、この寒いときにどこにいるんだろう?どう暮らしているいるんだろう?何を食べているんだろう?何歩くらい歩くんだろう?万歩計ならぬ、ニャン歩計をつけてみたい


さて、この本は謎に包まれたノラネコの調査・研究本。そのエッセンスを紹介しよう。


イエネコ誕生の舞台は今から4000年〜5000年前の古代エジプトです。古代エジプトでは、ナイル川が運んでくる肥沃な土地を利用して、たくさんの穀物が生産されていました。しかし、その穀物を食い荒らすネズミが、人々の大きな悩みの種でした。そこで、古代エジプト人はリビアヤマネコという野生の猫をかいならしネズミを退治させていたようです。野生のネコは気性が激しいですが、性格のわりとおとなしいものを選んで子どもを産ませ、何世代もかけて、人によく慣れるネコをつくっていったのでしょう。これがイエネコの起源と考えられています。


・ほとんどのノラネコは人間をこわがります。ノラネコの観察で重要なのは、ネコと目を合わせないこと、そのネコに関心がないようにふるまうことです。まず、ノラネコを見つけたら、目を合わせないように顔をそむけたまま、ゆっくりと近づきます。急な動作をすると、ネコは警戒します。まっすぐネコのほうにむかわずに、少し回り道をするように、少しずつネコとの間の距離をつめていきます。


ノラネコは、自分の利用するエサ場は一つと決まっているようです。


・ノラネコの社会でもほかの動物と同様、やはり体の大きなオスのほうがケンカに強いことがわかりました。そして、もう一つ重要な発見は、自分のグループを離れると体の大きいオスでも負けてしまうことがある、ということでした。


体重の重いクラスのネコほど、求愛距離が短くなる、つまり発情メスに近づけ、その結果たくさんの交尾ができる(交尾率が高い)ということがわかりました。


軽量クラスのオスのほとんどは、自分の所属しているグループのメスにのみに求愛しています。ほかのグループをおとずれ、遠征先のメスに求愛することはほとんどありませんでした。一方、中量級や重量級クラスのオスたちは、自分のグループのメスにも求愛しますが、別のグループにも遠征し、遠征先でのメスにも求愛していました。


ノラちゃんを手なづけたいなあ…。オススメです。(・∀・)