- 作者: 細川貂々
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: 文庫
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BOOK〜もしウツになったら!?… 『ツレがうつになりまして。』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20070721
この本はその続編。スーパーサラリーマンだったツレ(夫)は、仕事のストレスが原因でうつ病に。
明るくて前向きでがんばり屋だったツレ → 暗くて後ろ向きでがんばれない人間になりました。
3年間のつらい闘病生活をのりこえてようやく元気になったツレは、どのようにかわってきたのか…。そして妻である著者はどうかわったのか。そのエッセンスを紹介しよう。
【うつになって、わかったこと】
・会社をやめるのはいけないこと?
〜うつ病の人は環境を変えるようなことをしてはいけないんだって。たとえば引っ越しとか離婚とか、会社をやめるとか。無理して働き続けるよりまず休職。会社をやめるのは最後の手段です。
・薬代が安くなる?
〜障害者自立支援法を利用すると医療費の支払いが三分の一になる。(詳細は区市町村の精神保健福祉担当へ)
・日記を書くのは、認知療法
〜日記をつけることや対話を通じて、自分の考え方のクセを知り、ストレスを減らすような考え方や行動に気づくことができるようにすること。
・うつ病友達ができた!
〜苦しいのは自分だけじゃないと、大きなはげみになった。
【うつになって、あきらめたこと】
・できないことは無理しない
・旅行
・コンサート・劇場
・勤め人として働く …など。
【ついつい やってしまいがちだがキケンなパターン】
・他人(同じ病気になってしまった人)と比べる
・安易で無責任な発言をする、第三者を巻き込む
・本の内容をうのみにする(役に立つ知識もあるが、ケースごとによく考えるようにする)
・無神経に相手にふれようとしたりイヤがることをする
・症状がよくならないことに対し医者や薬に対して腹を立てる(何年も回復しないようだったらお医者さんを変えてみるのもよい)
【これだけはしない方がいいんじゃないの?】
・アルコールやカフェイン、簡易な薬に頼ろうとする(患者もパートナーも)
・相手の変化に気づかない、または自分の変化を受け入れない
・がまんを重ねて爆発し、関係を終わらせて生きていくという趣旨の発言をする
こんな時代だからいつ、病になるかわからないよね。読んで予備知識を得るのもいいかもね。(^u^)
細川貂々 - とかげのしっぽ
http://www.hosoten.com/