- 作者: 関根勤
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2008/06/30
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 38回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
特に突出した芸があるわけでもないのに、お茶の間の人気モノになったのはツボとコツがあった!それが「バカみたいにポジティブ!」
誰といても、どんな場面でも肩の力を抜いて、ゆる〜く世の中楽しんでいきましょう。一緒にいて心地よい人No.1の関根勤が明かす、人生の法則。そのエッセンスを紹介しよう。
・最近は、老若男女、マナーや言葉遣いが悪すぎるよね。それと不適切な日本語の使い方。いま僕がいちばん積極的にやっているのが「ほう」取りキャンペーン。
「お皿のほう、お下げします」、「おつりのほう、お渡しします」。「ほう」はいりません。これはね、9割は取ることができます。
「こちら、サラダになります」、「このお席でよろしかったでしょうか」もそう。
メイク室で、「おしぼりでいいですか」では、おしぼりを上から見下している発言ではないか。僕は「おしぼりをお願いします」と言葉を正して使っています。「とりあえずビール!」というのもイヤな言い回しです。「いの一番にビールをください」、「僕ののどがビールを熱望しております。ビールください」「僕ののどがビールを熱望しております。ビールください」「私はまだ修行の足りないバカチン野郎ですが、ビールを飲ませていただいてよろしいでしょうか?」くらい言ってほしいものです。
・「笑っていいとも!」の「一言コメント」コーナーでは僕なりの法則があるんです。基本として、決して相手を傷つけるような表現はしないこと。僕自身が言われたらイヤだなと思うことは絶対に言わないと決めています。思ったことを100%伝えちゃだめなんですよ。表現方法の法則として、まず登場した人を「1 遊び人タイプ」と「2 まじめタイプ」の二つに大きく分け、さらに2を、「そこそこ明るい系」「オタク系」に分けます。人を例える時は、必ず変化球で。ときにはワンバウンドも可。
・タイガー・ウッズは、ミスショットをしたら10歩歩くうちに忘れるという訓練をしたそうです。そんなこと僕ら凡人には到底できないから、「楽しく生きる」術を自分で見つけていくしかないと思うんです。くよくよできるのも、めげるのも、今この瞬間に「生」を受けているからできることなんだ、ということ。死んでしまったら、悩むことさえできなくなるわけですから。明石家さんまさんがよく口にするけど、「生きてるだけで丸儲け」いつもそういうふうに考えていれば多少イヤなことがあっても、いつまでもくよくよと考えなくて済むようになるんじゃないかなあ。
・欠点はホメて直すのがいいんじゃないかな。ボクシングのエディ・タウンゼント氏は、「お前はスタミナがないから負けるんだよ」とは言いません。「お前のパンチ力はとんでもないほどある!当てるのもうまい!しかし、世の中にはよけるのがうまいヤツがいてなぁ。そいつに当てるためには、スタミナをつけることだ。そうすれば絶対イケる!」この方法でガッツ石松や柴田国昭を育てたのだそうです。僕も劇団員や若手のお笑い芸人に対して、そして自分の家族に対してエディ式をとりあげています。人をホメる人は、人にホメられる。人を生かす人は、人に生かされるんです。ホメ上手の人生でどーんといきましょ。
・ある雑誌で「客室乗務員に訊く!キャビンアテンダントにモテるコツ」という記事を読んだんですけどね。これが実にカンタン。「おはよう」「ありがとう」っていうあいさつの言葉を言うだって。今の時代、入口であいさつしてもほとんどの人が言葉を返してこない。新聞や飲み物を持っていっても「ありがとう」って言わない。だから、爽やかなあいさつをされるとクラッときちゃうらしい。あいさつをきちんとしているのにモテない場合、あなたの笑顔が気持ち悪い可能性大…。
・僕のあこがれは高田純次さんです。ゴルフ場で「高田さん、どれくらい飛ぶんですか」「そうねえ、300ヤードぐらいかな〜、 3回打って」。売店でお土産を勧められて、「これ、日持ちするからおススメですよ」「そう?500年くらいもつ?」と絶妙な切り返し。ホンジャマカの恵さんがタクシーで「高田さん、送りますから乗っていってくださいよ!」「いいの、いいの、その角にね。北方謙三を待たせてあるから」素晴らしい断り方でしょ!もう最高ですよ!しかも面白い。
・熱血純情天才芸人島田紳助さんは、ステキだなと思う女性には、「勝手に好きになってもいいですか」と言って、電話もしなければ誘ったりもせず、ただ時々他愛もないメールを送り続けるそうです。そうやって、こまめに種をまいておくと、なかには振り向いてくれる女性もいるんだって。「それくらいしないとな、オレたちみたいに二枚目じゃない人間はダメなんや!と言ってましたっけ」
新書だから、気楽な感じでゆる〜く読める一冊!やっぱり芸能界で長い間活躍するってすごいよね。オススメです。(^。^)
オレたち妄想族〜関根勤の頭の中〜
http://www2.jfn.co.jp/msz/index.html