「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜五感を使おう!…『考えない練習』(小池龍之介)

考えない練習

考えない練習

今、話題の東大出身のお坊さん小池龍之介(龍照)氏。 知ってるかな?この本は深イイ本だったね。(^u^)


BOOK〜『自分から自由になる沈黙入門』(小池龍之介
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20091002


多くのビジネスマンだけではなく現代人はいつもいろんなことを考えているよね。身体の疲れは睡眠をとったり、家でのんびり過ごせば取れるんだけど、精神的な疲れや人間関係の疲れは、それだけでは取れない。私の場合は。(゜o゜)

そんな方はもしかしたら、この本がヒントになるかもしれない。「イライラ」「不安」「精神的な疲労」は、練習でなくせるのだ!そのツボとコツを紹介しよう。


・私たちは、四六時中、考え事をしています。一般的に、考えること、思考することは人間の立派な特質であると思われていますが、私はむしろ、考えるせいで、人の集中力が低下したり、イライラしたり、迷ったりしている「思考病」になっているのではないでしょうか。心の内で勝手に動き続けて私たちを支配する「思考」さえストップできるようになると、自らの心を思った通りに操縦しやすくなります。本書で提案するその調教法とは、五感を研ぎ澄ませて実感を強めることにより、思考というヴァーチャルなものを乗り越える手だてです。目・耳・鼻・舌・身の五感に集中しながら暮らす練習を経て、さらには思考を操る練習を始めてまいりましょう。


煩悩=三つの心の毒=「欲」「怒り」「迷い」

「欲」=目で見え、耳に聞こえる情報に対して、「もっとほしい、もっとほしい」と求める心の衝動エネルギーのこと

「怒り」=反対に、入ってくる情報に対して。「受け入れたくない、見たくない、聞きたくない」と反発する心の衝動エネルギーのことで、日常でいう「怒り」よりもはるかに意味の広いものです。少しでも反発の力が働いていたら、それは「怒り」です。

「迷い」=目の前のことに飽きて別の刺激を求めるようになる心の衝動エネルギーのことで、「無知の煩悩」ともいう


「聞こえている」を「聞く」に変え、「見えている」を「見る」に変えるように五感を研ぎ澄ます練習をしていきますと、一見つまらなそうなものにも充実を感じてきます。生活全般を見直しながら、五感に入力されてくるデータを読みとる意識のセンサーを磨くことによって、気がつくと、心からイライラや不安が消え、次第に性格が改善されて参ります。そして特別な強い刺激がなくても、いまここにあるもの、やりたいことではなく、いまやるべき仕事や勉強…などに集中できるようになってくるのです。


・一般的に人が否定的な感情を抱いた時の行動には、大きく二つあります。ひとつは、文句や愚痴を言うなど、怒りを「発散」させるという行為。もうひとつは、無理やりなかったことにしようと目を背け我慢する「抑圧」の行為。仏道的にお勧めする方法は、第三の道、つまり「見つめる」ということです。見つめるものは己の感情です。そのまま受け入れる。肯定も否定もせず受け入れるという離れ業を使って。、反射反応を起こしてしまうのを食い止めるのです。


・感謝の気持ちを相手にきちんと伝えるには、単に「ありがとう」と言うのではなく、感謝の言葉のバリエーションを増やすと伝わりやすくなります。たとえば、人に何かをいただいたら、「ありがとうございました」と言ったり書いたりするのではなく、「○○を美味しくいただきました」とか「家族で嬉しくいただきました」とするなど、「ありがとう」という言葉を使わずに感謝の意を伝える工夫を凝らすと、先方にも気持ちが伝わりやすくなります。


・古い言葉で「怒る」「胃刈る」と当てます。怒ることで胃を刈るようなダメージを与えるということです。


・なぜ現代人は食べすぎるのか、それは満足することができないからです。「痩せたい」と考えれば考えるほど、ダイエットは実現しにくいものです。もともとストレスがあって、それをごまかすために食事をしているからこそダイエットが必要な体形になっているのです。食べることでストレスをごまかしているのに、無理やり止めようとすると、ストレス解消のツールがなくなってしまいます

なすべきことは、食べている際に感じられる味わいや食感を、ぼんやり感じるのではなく、しっかり感じることです。つまり「味わう」ということです。よく噛んでしっかり感じながら食べれば、本来、空腹を満たすために必要な量、自分の身体を満たす少量だけで、十分食べたという実感がしますので、「足るを知る」ことを通じて、自分に最適な量を知ることができるようになります。そうすれば、自然と食べる量が減ってきて、痩せます。


・もともと人は、ものを持っているからには、自覚的もしくは無自覚的に、「それを失いたくない」という衝動を持っています。ですから、あえて、「捨てる」ということが心の訓練法として有効なのではないかと感じています。実際にやってみると、これまでものが増えるほうが安心すると思いこんでいたのがまったく間違いで、実は減らしたことでとても心がすっきりしたり、安心したり、安定したり、自分の心の中が見渡しやすくなったりするのです。


・困っている人にしてあげあられる最も大事なことは、黙って話を聞いてあげることです。自然に相手が話したくなるような「場」を作ることです。そのためのポイントは、相手が落ち着いてリラックスし、こちらと一緒にいることが安心だと感じさせてあげることです。大切なことは、その方がいま何に困っていて、何を望んでいるのかが浮き彫りになるまで、じっくり話を聞くことです。


家出空間

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