- 作者: 日本博学倶楽部
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/10/01
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【自然界に隠された数の法則 フィボナッチ数列の謎】
自然界には不思議な法則が隠れているのをご存じだろうか。なかでも不思議なのが「フィボナッチ数列」と呼ばれるものだ。
発見者とされる十三世紀のイタリアの数学者レオナルド・フィボナッチにちなんで名付けられた。
いったいどんな数の並びなのかといえば、
1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377 …。一見、規則性のない数字の羅列のように思えるが、最初のふたつの数字が1で、その後はどの数字もふたつの数字の和となっている数列である。代表的なモデルがウサギのつがいが増えていくようすを表した数字だ。生まれたてのウサギが一つがい(雄雌一匹ずつの組)いると仮定し、ウサギは一か月で大人になり、二か月目から毎月一つがいずつ子ウサギを生み続けるとする、すると、この数列そのままなのだ。さらにあのエジプトのピラミッドにも、フィボナッチ数列が隠れているといわれる。
単なる偶然なのか、それともそこには自然の髪のなんらかの意志が働いているのか。
【男が地図を読めるのは一夫多妻の名残?男と女で得意な能力が異なる謎】
ネズミを使った実験の結果、一夫一婦の種のネズミだと雄と雌で空間認知能力に差はないが、一夫多妻の種のネズミでは、雌よりも雄のほうが空間認知能力が優れていたという。たくさんの妻がいる雄のネズミは、それぞれの雌のところを行き来する必要があるため、そのような能力がついたらしい。
【両者の差はどこにある?女のほうが男よりも長生きする謎】
平成18年の男性の平均寿命は79歳なのに対して、女性は 85.81歳というように、近年は約7年の差が生じている。いったい何が原因なのだろうか。ホルモンの違い説、基礎代謝の違い説
、生活環境の違い説、食べ物の説などいろいろあるが、女性は月経の分だけ長生きできるというユニークな説もある。女性は、月経によって毎月古い血液を捨てて血液の改善を行っているので、その分だけ寿命が延びるというのだ、ひとりの女性の生理の日数を計算すると生涯で約7年間になり、これは男女の寿命差にピタリと一致するとも言われる。
【絶滅していなかった古代の海洋生物 シーラカンスのミステリー】
「生きている化石」と呼ばれるシーラカンスだが、その生態は実に変わっている。魚類でもなければ、両生類ともいいきれない、一説には、魚類が陸に上がり、両生類に進化する途中の主と考えられている。体には、尾びれ、原びれ、胸びれ、背びれ、尻びれがついており、胸びれや腹びれなどは、まるで陸上動物の手足のような動きができる。また、魚のような脊椎骨はなく、脊柱は体液が満ちた管からできている点も魚類とは異なった形質である。
【宇宙のはしっこはいったいどうなっているのか?】
現在、ふたつの可能性が考えられている。ひとつは宇宙空間は無限で端など存在しないという説。もうひとつは宇宙の大きさは有限だが、どんどん進んでいくともとの位置に戻ってしまう構造になっているという説だ。まずひとつめの説だが「開いた宇宙」と呼ばれる。開いた宇宙は永遠に膨張し続ける。無限の大きさの宇宙が永久に広がり続けるので、果てもなければ、その向こう側の別の世界も存在しないと考えられる。
一方、もうひとつのどんどん前進していくともとに戻ってしまう宇宙のことを「閉じた宇宙」という。閉じた宇宙は有限である。ボールを考えると分かりやすいだろう。ボールの表面をどんどん進めば、いつの間にかもとの場所に戻ってしまう。いくら進んでも果てはないが、ボールの大きさは決まっている。いったいどちらの説が正しいのか?その結論はいまだに出ていない。
などなど。まあ、男にとって一番の謎は「女性」だけどね…。(^_^;) オススメ!