- 作者: 平野秀典
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2008/04
- メディア: 単行本
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さて、この本。感動プロデューサーの平野氏。なんだ!そんな肩書きの人がいたのか…私以外に…。なるほど!いいこというねえ!そのエッセンスを紹介しよう。
・感動の億万長者(感動の長者)という生き方のスタイルは、「目標」ではなく、「テーマ」になる。その違いは、「目標」には明確なゴールがあるが、「テーマ」にはこれでいいという果てがないことだ。「テーマ」はプロセス自体も感動あふれるものであり、ゴールはオープンエンド(青天井)という無限の楽しみにあふれている。「テーマ」とは、生涯を通じて常に進化させていく芸術作品のようなものだ。
・人は満足すると思考停止しやすいが、感動は無限大の進化を脳に促す。突き抜ける方法はただ一つ。本物の感動をたくさん体験し、自分の中に基準を作ること。人は感動を言い出すたびに、それを成し遂げた自分にも感動できるようになる。自己感動体験をすればするほど、自己信頼が高まり、存在感を確かなものにする。
・劇作家井上ひさしの名言。「むずかしいことをやさしく やさしいことを面白く 面白いことを深く」
・成功も感動も豊かさも、すべて他者との関係性の中に存在する。ためしに、今自分の半径1メートル以内にあるものを見てみよう。そこにあるすべてのものは、間違いなく誰かの手で作られ、誰かが作ったシステムを通じて誰かの手で目の前に運ばれてきたものだ。毎日の食事も、さっき飲んだコーヒーも、電車も、テレビも、すべて世界中のたくさんのシステムの恩恵を受けて、自分という個人システムとつながっている。
・人からもらった喜びや感動を「恩」という言葉に置き換えてみよう。恩をもらった人にお返しすることを「恩返し」。恩をもらったのに、知らんぷりする人を「恩知らず」。そして、もらった恩をその人に返すのではなく、他の人に送っていくことを「恩送り」という。江戸時代には日常的に使われ、実践されていたらしい。恩送り。なんと美しい言葉の響きだろうか。一瞬で心が広がるパワーを持っている。「恩返し」は、当事者二人だけの世界で終わってしまうところを「恩送り」は、社会全体に感動がつながっていくイメージが湧いてくる。
・アメリカンインディアンの教えに、「セブンス・ジェネレーション」という言葉がある。「7世代あとのことを考えて今の生活を行いなさい」という意味だという。7世代というと350年後のことである。10年先まで考えることすらしない現代の人間にとって、心を揺さぶる教えだ。
・人生は舞台だ。人生の主役は間違いなく自分自身。主役の舞台をまっとうしようと考えれば、主演俳優としての自分自身の能力を磨き、人々が感動するような演技をすることに全力で集中することができるようになる。演技とは、見る、聞く、話す、歩く、笑う、喜ぶ…瞬間瞬間に行うすべての行動だ。どうせ演じるなら、一流の演技をしてみたい。もちろん誰でも一流になれる。自分自身が、世界的にも、歴史的にも、たった一人のかけがえのない作品だという事実を、あなたは自覚しているだろうか?他人を演じるのはプロの俳優にまかせて、私たちは自分自身を演じきろう。自分自身を演じきった瞬間、あなたは一流の存在になっている。自分自身を演じるには、自分自身を知らなければならない。
・接客において「サブテキスト」を使うと、思わぬ効果に驚くだろう。たとえば、「いらっしゃいませ」。まず普通に「いらっしゃいませ」と言ってみよう。今度は、次のサブテキストをつけていってみよう。(今日はようこそ!)「いらっしゃいませ」、(わざわざ当店へ!)「いらっしゃいませ」違いがわかっただろうか?では、「ありがとうございました」「かしこまりました」などの他の接客用語も「サブテキスト」をつけてみよう。
なるほど!結構使えるネタだね。( ..)φメモメモ
感動プロデューサー 平野秀典 公式サイト
http://kandou-gift.com/