「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜今、必要なのはこの力だ!…『鈍感力』(渡辺淳一)

鈍感力 (集英社文庫)

鈍感力 (集英社文庫)

このブログは私の個人のものだけど、ウチ(SA)の会社のブログにも書いています。

読んでね。毎週火曜日が私の担当です。(^J^)

SAトレーナーブログ  小野塚:富士登山!?
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医学博士でもあり、ベストセラー作家の渡辺淳一氏。(^o^)丿ちょっと前に話題になったこの本。
面白かったよ〜!そのエッセンスを紹介しよう。


・それぞれの世界で、それなりの成功をおさめた人々は、才能はもちろん、その底に、必ずいい意味での鈍感力を秘めているものです。鈍感、それはまさしく本来の才能を大きく育み、花咲かせる、最大の力です。


・みなさんもお気づきかもしれませんが、だいたい、年齢をとっても元気な人は、ほとんど他人の話はききません。悪くいうと自分勝手ともいえますが、この、あまり他人のいうことを気にしない、きかないところが、健康の秘訣でもあるのです。要するに、あまりくよくよせず、他人に嫌なことをいわれてもすぐ忘れる。このいい意味での鈍さが、精神の安定と心地よさにつながり、ひいてはそれが血の流れをスムースに保つことにもなるのです。いい意味での鈍感力です。


・人間の五感など、様々な感覚器官において、鋭すぎることはマイナスです。鋭い人より鈍い人のほうが器官を消耗することなく、より暢んびりとおおらかに、長生きできるのです。

視覚…目が見えすぎると疲れます。視力は少し弱めの方が疲れないことは確かです。
聴覚…音に敏感すぎることは疲れを増す原因になります。
嗅覚…嗅覚の鈍い人は気楽です。この鈍さのおかげでどんな料理でも食べられて、多少変な匂いがしても平気で美味しく感じられて、下痢もしないのですから一石三鳥です。
味覚…鋭いことはいいことですが、やはりあまり鋭すぎては問題です。
触覚…アトピー性皮膚炎や敏感肌は、皮膚が敏感すぎて、外的刺激に弱く傷み易い肌質です。

ここまで読んで、「俺は鈍い」とわかった人はまさにエリート。その鈍感さに乾盃です。


恋愛においても、まさに欠かせないのが鈍感力です。男が女を口説く時、鈍感であることは有力な武器となります。誠実さに鈍感力、この二つがあれば、まさに鬼に金棒。愛の女神はこのような鈍感力なくして、ゲットすることはできません。男性は、まず鈍感な胃や腸をもつことです。なんでもでてきたものはどんどん食べる。多少、まずそうで、相手の女性が残したものでも食べる。この旺盛で、逞しい胃袋に女性は感心し、男らしさを感じ信頼感を抱くようになるのです。


いい意味での鈍感力、すなわち精神的なタフさをそなえている人は、些細なことで驚いたり、怯えることもありません。実際、60代までのガンにかかった人とかからなかった人を比較すると、かかった人のほうがはるかに精神的にナイーヴで、些細なことを気にしすぎる人が多かった、という統計があります。このことからも、ナイーヴで神経質な人の方がガンにかかりやすいことは明白です。いい意味で鈍くて、嫌なことや鬱陶しいことは忘れるようにして、万事、明るく前向きに生きていく。こうすれば地もよく巡り、体の抵抗力も強くなり、体そのものに生気がみなぎってきます。


・相手が好きで、恋愛関係を続けたいと願うのなら、許す度量も必要です。なにごとも潔癖に厳しく問い詰めていったら、ともの息苦しくなり、二人の間は早々に崩壊してしまう。二人がいつまでも仲良く、愛し合っていくためには、ある程度相手を許して鈍くなる。この鈍感力こそ、恋愛を長続きさせる恋愛力となるのです。


恋愛には敏感力と同時に鈍感力も必要となってきます。まず敏感な感性。それはいうまでもなく、相手がいまなbにを考え、なにを求めているか、それを素早く察知し、それに対応できる鋭さです。恋する男も女も、それを自分に対する優しさ、思いやりとみて、二人の関係は一段と濃密になります。しかし、相手が好きで、恋愛関係を続けたいと願うのなら、どこかで相手を許す度量も必要になる。この二人がいつまでも仲良く、愛し合っていくためには、ある程度相手を許して、鈍くなる。この鈍感力こそ、恋愛を長続きさせる恋愛力でもあるのです。


よかった〜!鈍感力は人一倍あるかも!?(゜o゜)


『鈍感力』の著者、渡辺淳一氏に聞く 日経ビジネス ONLINE
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20070302/120192/