「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『答えられそうで答えられない語源』(出口宗和)

答えられそうで答えられない語源 知っているようで知らない日本語クイズ

答えられそうで答えられない語源 知っているようで知らない日本語クイズ

四月になったね!うれしい!この時期になると自分の季節がやってきたカンジでテンションもモチベーションも上がるよね〜!o(゜ ∀゜)さて、ウチ(SA)の美女スタッフから教えられた本。タイトルが惹きつけられるじゃあーりませんか!雑学のネタに使えます!その一部を紹介しちゃおう!



むちゃくちゃ
〜「無茶苦茶」。これは実は接遇の言葉。お客さんに対し、お茶も出さず、また出されたとしても苦くて飲めた代物ではない。そう、無茶苦茶。


コツ
〜コツ、つまり方法。ノウハウ。あるいはテクニック。出世の、競馬の、金儲けの。漢字で書くとズバリ「骨」。骨はからだを支える。骨組み、基本のこと、だから地道にコツコツ(骨々)と基礎を固めることなのだ。


オカマ
〜男色。釜の底のこと、つまり「尻」。女の尻は鍋、男の尻は釜、鍋釜ともに底(尻)に熱するからか?また「外(ほか)」から。陰陽(男女も含め)の理に外れるから、男色を「ホカマ」と。


三面記事
〜新聞で事件、芸能、文化、スキャンダルなどをあつかう社会面。もともと明治大正昭和の新聞は四頁しかなかった。一面二面が、政治、経済、外交記事であったのに対して「三面」は社会、文化記事が主。今は紙面が多いが、言葉だけが残った。


さくら
〜客のふりして、他の客に買う気を起こさせる者。もともと芝居で役者に声をかけるよう頼まれた無料の客のこと。桜は「見るだけ」、つまり何も買わない客のこと。


おいらん
〜位の高い女郎。花魁と書くが当て字。吉原の姉女郎のこと。妹分や禿(かむろ)らが、この先輩たちのことを「おいらんとこ(自分たち)のお姉さん」と呼んだことから。また老人さえも心を乱させるから「老乱」とも。


ステキ
〜すばらしい。最高。素敵とも書くが、「敵」とは関係ない。もとは素的。素ばらしい的、すごい的、のこと。


かったるい
〜めんどう。わずらわしいこと。要領を得ないこと。現代用語のようだが、江戸時代から使われていた。もともと腕がだるいから、「腕(かいな)だるい」→「かったるい」に変化。


ぐでんぐでん
〜酔っぱらって、正気を失うこと。ぐでんは「愚殿」、立派な方、貴方の「貴殿」をもじたったもの。一種の冷やかし言葉。おバカさんの「愚殿」を重ねたもの。


冷たい
〜冷える。寒い。薄情。もとは「爪」+「痛し」(ツメイタシ)。寒さのため指先が凍り、痛いこと。そこから人の人情にも「凍る」意に。


親切
〜やさしい、思いやりがある。もとは「深切」。深く切実なこと。切は刃物を肌に当てるように、身近ということ。切断の意味ではない。親切は「親を切る」のではなく「親しく接する」こと。


おふくろ
〜お袋、母親。母親はあらゆるものを「袋」に入れて管理したから。また子供をふところに抱いているから「おふところ」。昔は男女が使ったが、現在は男性言葉。息子から母親へ。


どっこいしょ
〜立ち上がるときの気合い。かけ声。もと相撲言葉。格下の相手に対して「何処(どこ)へ。何処へ」とからかう言葉。これが「気合い」のドッコイ(ショ)に。


ポシャる
〜計画がダメになること。帽子をフランス語で「シャッポ」。まいった、をシャッポを脱ぐと。そこから降参の意味に。やがてシャッポをひっくり返して「ポシャる」。ダメになったという意味に。


くわばら、くわばら
〜くわばらは桑原、桑の畑。天神さん、学問の神様の菅原道真は学識豊か、その才能によって時の天皇に重用された。しかし、それを妬む藤原氏に無実の罪に大宰府に左遷され、その地で亡くなる。道真の霊は雷神となって都に崇る。連日の落雷、都は大混乱。しかし桑畑だけはなぜか無事。人々は「桑原」「桑原」と桑畑を探しまわったとか。


ピンからキリ
〜最初から最後まで。すべて。ピンは一、キリは十。この言葉はポルトガル語、一はピンタ(英語でポイント)、十はクルス。一から十までだ。一がピン。頭のことだ。その頭をはねることが「ピンハネ」。


どさくさに紛れて
〜混乱に乗じて。ドサは「佐渡」の倒語。ドサまわり(地方回り、佐渡のような遠くまで、と皮肉をこめて)も。佐渡に金山が発見された。、無宿者、犯罪者、博徒らが強制的に借り出された。それを「ドサを食った」つまり「ドサクサ」。


そういえば、浅草にドサクサ雷門があるよね…(*^_^*) 面白いよ!オススメです。