「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜利口であるより愚直であれ!…『アホは神の望み』

アホは神の望み

アホは神の望み

さて、著者、村上和雄氏は、DNA解明の世界的権威で筑波大学名誉教授。現在ノーベル賞の有力候補とされているということで、ここでも紹介したよね。


BOOK〜遺伝子をONにするには?…『生命のバカ力(ぢから))』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20091004


この本のタイトルを見て、お笑いの本かな?と思ったら村上先生の本!読後、よかった〜!アホで!と思ってしまった。
答えのない迷える今の時代こそ、アホが求められてる気がする。そのツボとコツを紹介しよう。


  
・このごろ、「日本から笑顔が減ったな」と思うのは私だけでしょうか。笑いは「力」です。笑いは薬、それも「副作用のない薬」であることがわかりはじめているのです。どうせこの世に生きるのなら、しかめ面よりも笑顔を、泣くよりも笑うことの多い人生を選ぶ必要があると思うのです。「苦しいときこそ笑っていられる」ようなアホやバカが、いまこそ必要なのだということを、私はこれからこの本で述べたいのです。


・科学の世界はきわめて逆説的なところがあって、解明が進めば進むほど未解明な部分が増えてきます。わかればわかるほど、「わからない」いうことがわかってくる。私がかかわってる遺伝子の本体であるDNAについても同様で、DNAの仕組みや働きはいま、ものすごいスピードで解明が進んでいますが、それ以上に、わからないことも増えてきているのです。


神の好きなものは「器の大きなバカ」「素直で正直なアホ」なのです。速やかに一直線に回答にたどり着く、そういう秀才的かしこさには欠けていても、大きな回路をたどりながら、根っこからさらうように深くものごとを考える力が人並み外れていた。いわば、思考の器が大きい「大鈍才」なのです。


・やがて医師から、薬の代わりに「笑い」が処方される時代がくるかもしれません。「今月から、食後三回の薬の服用をやめて、四六時中、大きな声で笑うようにしてください」といったように。


・銀行には宇宙銀行地上銀行がある。地上の銀行はつぶれることもあるが、宇宙の銀行はつぶれない。宇宙銀行にお金を預けておけば、情けは人のためならずで、あとで一万倍になって返ってくる。自分に返ってこなくても、子どもや孫の代になって、何らかの報いがもたらされる。天の貯金には必ず利息がついて返ってきます。


「ありがとう」「いただきます」「もったいない」「おかげさま」の言葉はみんな外国語には訳せません「ありがとう」は、「有り」「難い」つまり、ありえないものがあることにたいしての深い畏敬と感謝の念をもとに生まれてきた言葉なのです。「おかげさま」は、太陽のおかげ、水のおかげ、空気のおかげ、地球のおかげ、ご先祖様のおかげなどに対しても感謝の思いを抱きます。こうした日本独自の心をあらわす言葉に共通するものの一つは「感謝」です。


私はいつも「神様貯金」って呼んでます。(^。^)