「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『森博嗣の半熟セミナ 博士、質問があります!』

森博嗣の半熟セミナ 博士、質問があります!

森博嗣の半熟セミナ 博士、質問があります!

私は、明治大学農学部農芸化学科卒業。(^。^) いわゆる理系。大学4年間の中で、最も印象的な出来事は、母校、小田原市立千代中学校での三週間の理科の教育実習だった。一年生から三年生を受け持ったんだけど、生徒はかわいかったし、めちゃめちゃ楽しかったなあ!し、しかし、私には致命的な欠点が…。


兄の影響を受けて、同じ学校の同じ学部学科に行ったのがマチガイ…。(^^ゞ
「理科」が苦手だったのよ…、好きじゃなかったのよ…。(^_^.) 

さて、この本。日経パソコン連載をまとめたもので、科学に関する素朴な疑問に、会話形式でわかりやすく答えた科学問答60題!これが実にオモシロイ!福山雅治演じる湯川学ふうに…)


「自転車が倒れないのはどうしてなの?」「コンクリートとセメントは何が違う?」「マカロニの作り方って、知っている?」「ヘリコプタってどうやって前進する?」「鏡って何故、左右だけが逆になるの?」「赤外線って何色?」「四次元の世界って?」…などなど。


私もこんな話を生徒にしておけばよかったなあ…。その中でも、一番、「なるほど!」と腑に落ちたのがこれ。そして、以前から思っていたこの疑問にナットクの回答だったのだ。それをエッセンスで紹介しよう。


「宇宙人っているの?」


博士 「宇宙人がいる確率でいえば、いる確率が高いと思う。ただね、いくつか問題はある。

まず、どんな範囲の生命体を宇宙人と呼ぶかだ。地球上のタコとか、ムカデとか細菌とかは、地球人とは呼ばれていない。植物も生物だ。そういう範囲の生命体ということなら、かなり存在する確率が高いと思う。

それから、いる、いない、という話をするとき、ついつい忘れがちなことなんだが…、今いるかどうか、だ。つまりだね、地球人と同じ時代に存在するかどうか、となると、非常に確率は低くなる。大昔にいたか、ずっと未来か。


宇宙の歴史からいえば、たとえば地球の人類の文明なんて、ほんの一瞬といっても良い。しかも、人類が活動できる範囲も、ほんの限られた狭い一部分だ。


たとえばだね、地球上で、マッチの火をつける人は、毎日大勢いるわけで、世界中あらゆるとろこで毎日マッチが擦られて、小さな炎が一瞬だけ燃えるわけだ。だが、誰かがマッチの火をつけたとき、その人のすぐ間近で、別のマッチの火がつく確率なんて、気が遠くなるほど小さいだろう?それと同じようなものだと考えれば良い」


ん〜にゃるほど!(*^。^*) どう?結構ナットクしない。ウチは夫婦で、「宇宙人と友達になりたいよね」といつも話しています。子どもから大人まで楽しめる本。オススメよ!(^_-)-☆