- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/12/19
- メディア: 単行本
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兄の影響を受けて、同じ学校の同じ学部学科に行ったのがマチガイ…。(^^ゞ
「理科」が苦手だったのよ…、好きじゃなかったのよ…。(^_^.)
さて、この本。『日経パソコン』連載をまとめたもので、科学に関する素朴な疑問に、会話形式でわかりやすく答えた科学問答60題!これが実にオモシロイ!(福山雅治演じる湯川学ふうに…)
「自転車が倒れないのはどうしてなの?」「コンクリートとセメントは何が違う?」「マカロニの作り方って、知っている?」「ヘリコプタってどうやって前進する?」「鏡って何故、左右だけが逆になるの?」「赤外線って何色?」「四次元の世界って?」…などなど。
私もこんな話を生徒にしておけばよかったなあ…。その中でも、一番、「なるほど!」と腑に落ちたのがこれ。そして、以前から思っていたこの疑問にナットクの回答だったのだ。それをエッセンスで紹介しよう。
「宇宙人っているの?」
博士 「宇宙人がいる確率でいえば、いる確率が高いと思う。ただね、いくつか問題はある。
まず、どんな範囲の生命体を宇宙人と呼ぶかだ。地球上のタコとか、ムカデとか細菌とかは、地球人とは呼ばれていない。植物も生物だ。そういう範囲の生命体ということなら、かなり存在する確率が高いと思う。
それから、いる、いない、という話をするとき、ついつい忘れがちなことなんだが…、今いるかどうか、だ。つまりだね、地球人と同じ時代に存在するかどうか、となると、非常に確率は低くなる。大昔にいたか、ずっと未来か。
宇宙の歴史からいえば、たとえば地球の人類の文明なんて、ほんの一瞬といっても良い。しかも、人類が活動できる範囲も、ほんの限られた狭い一部分だ。
たとえばだね、地球上で、マッチの火をつける人は、毎日大勢いるわけで、世界中あらゆるとろこで毎日マッチが擦られて、小さな炎が一瞬だけ燃えるわけだ。だが、誰かがマッチの火をつけたとき、その人のすぐ間近で、別のマッチの火がつく確率なんて、気が遠くなるほど小さいだろう?それと同じようなものだと考えれば良い」
ん〜にゃるほど!(*^。^*) どう?結構ナットクしない。ウチは夫婦で、「宇宙人と友達になりたいよね」といつも話しています。子どもから大人まで楽しめる本。オススメよ!(^_-)-☆