漫画の神様、手塚治虫センセイ。どれだけ影響を受けたか分からない。「ブラック・ジャック」「ブッダ」「火の鳥」「陽だまりの樹」「アドルフに告ぐ」など名作は数々あれど、短編もまた鋭いくていいんだよね〜!ダントツは、立川談志師匠も絶賛する「雨降り小僧」なんだけど。(・∀・)
この本は、50年以上に描かかれた短編集。どれもスゴいんだよね〜!未来の愛の物語「安達が原」など、SF漫画4編を収録。傑作ぞろいの名シリーズ。そのエッセンスを紹介しよう。
1 「安達が原」(アンニーとユーケイ(ジェス))
地球調査官ユーケイは、魔女を殺すため、宇宙のはてまでやってきたそこで彼を待ちうけていたものは何だったのか!?現代版、浦島太郎の愛のゆくえは?
2 「荒野の七ひき」
汎地球防衛警察同盟の決死隊員、潮と味島は、二百人の宇宙人を倒した後、車両の爆発のため、砂漠を徒歩で帰還する羽目となる。五人の宇宙人を捕虜に連れて。その長く苦しい行程で、宇宙人たちは意外な能力と「心」を示す。
「なぜなんだ……なぜ きみたち みんなは こう かんたんに 身をすてて
ほかの者に尽くすんだ?」
「なぜ?それは こちらからききたい なぜ地球人には その心がないのか いや…地球人にもきっとはあるはずだ ほんとに人間なら その心が どんなに大事かということがわかるはずだ」
やっぱり手塚先生は、仏教がベースになっているのかな!?ジャータカ物語の「うさぎがなぜ月にいるのか!?」の話を思い出した。
3 「はるかなる星」4 「あかずの教室」など。映画化してほしいなあ。あっ、でも映画は觀ないか。(笑)今の若い人にも読んで欲しい。オススメです。(・∀・)