アマゾンのロングテールは、二度笑う 「50年勝ち組企業」をつくる8つの戦略 (講談社BIZ)
- 作者: 鈴木貴博
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/10/19
- メディア: 単行本
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今日で、868回目のブログ。(^^♪念願の王さんのホームラン記録に並びました!
最近、本を買うのは、もっぱらアマゾンだ。(^v^) 1,500円以上は送料無料だし、24時間気軽にネットで注文できるのがありがたいよね。さて、この本は、以前がつん!と紹介したこの本の著者は、鈴木貴博氏。
BOOK〜会社を救う5つの超原則…『がつん!力』(鈴木貴博)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090526
なぜアマゾンは支持されるのか?21世紀に伸びる企業のマーケティング戦略とは?そのツボとコツを紹介しよう。
・セブンイレブンは、「ドミナント戦略」といって、自社の店舗が密集できる地域に集中して出店するという選択を行っています。そのため日本一のコンビニエンスストアでありながら、長らく大都市圏である名古屋には出店しないという選択をしてきました。名古屋には昔からサークルKという強いコンビニがあります。セブンイレブンは、まだ日本の他の地域に出店の余地があるうちは、わざわざ名古屋という「不利な土俵」で働く必要はないと考えたのです。
・日本の缶入り飲料の世界でのトップ企業はコカ・コーラです。ドル箱商品は、「ジョージア」。ジョージアが二歩日売れる缶コーヒーになったのは、コカ・コーラの自動販売機の数が、日本国内でダントツに多いからです。競合商品との体力戦で圧倒的な勝利を収めることに成功してきました。
・戦略の理想は「競争がないこと」、つまりオンリーワン戦略です。例えば、QBハウスという床屋さんは、10分1000円で調髪をし、髪を切る以外のサービスは一切しない。今ではこのビジネスモデルは成功していますが、まだ本格的なライバルは登場していません。都合よく競合相手から放置されています。
QB HOUSE
http://www.qbhouse.co.jp/
PHS大手のウィルコム。NTTドコモ、au、ソフトバンクの携帯電話3社は熾烈な競争を繰り広げていますが、どうもウィルコムは本気で相手にされていないようです。今はケータイと比べ音質も上、かかりやすいし途切れることもない。しかし、総務省によるカテゴリー分類が違うために、携帯各社からの攻撃がそれほど厳しくない状態で放置されています。
WILLCOM
http://www.willcom-inc.com/ja/index.html
・コンビニ業界に詳しい方なら、「コンビニ成功の最大の鍵は、店長の育成にある」ということをご存じでしょう。そのためコンビニ業界では、「店長会議」を非常にじっくりと手間隙をかけて行います。「どうすればもっといい店になるのか」について徹底的にトレーニングするのです。
・経営戦略の世界には、「パレートの法則」=「2対8の法則」という便利な経験則があります。簡単にいうと、「この世の中の多くの現象は2対8の比率で説明できる」というもの。例えば、「2割の社員が8割の利益を稼いでくれる」とか、「2割のトラブルによって8割の時間が浪費されている」という話を聞いたことがある人もいいでしょう。
・しかし、2004年、この経験則を覆す非常に大胆な説がインターネット上をにぎわせました。米『ワイアード』誌編集長のクリス・アンダーソンが唱えた新説で、その内容を要約すると、
「アマゾン・ドット・コム」の売上の半分以上は、普通の書店が在庫を持たないマイナーな本から上がってる」
というものでした。その後いろいろと調べた結果、「3分の1」に数字を訂正しました。
ネットの登場で、パレートの法則まで覆ってしまった!恐るべし,アマゾン!
…あとは本を読んでね。(^◇^)おススメ!
百年コンサルティング