「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜会社を救う5つの超原則…『がつん!力』(鈴木貴博)

がつん!力 会社を救う5つの超原則 (講談社BIZ)

がつん!力 会社を救う5つの超原則 (講談社BIZ)

今は、100年に一度の不況と言われているよね。(^_^;)それは古い昔ながらのやり方をやっていたり、ガッツと根性だけで、ツボとコツを外した、相手の心理を読めなかったりするからだろう。だからこそ、ウチ(SA)のスキルが求められているんだろうけど。(^◇^)

そんな時代の閉塞感をがつん!と突破する戦略=「がつん!力」について語られた書。ふーん、にゃるほど!これはいろんなビジネスのヒントになるね。そのツボとコツを紹介しよう。


【人が選択をするときには「1・3・7の法則」が働く】

「7の法則」

人間の脳には、「知覚できる数」に限界がある。人がいくつかのモノの中から何か一つを選ぶ場合、選択肢が7つ(一説によれば6つ)以内であれば、瞬間的に選ぶことができると言われています。8つ以上になると、知覚の限界を超えて、すぐには選べなくなってしまう。例えば、テレビのチャンネル数は、7つに絞られているおかげで、われわれは今晩どの番組をみようかと、新聞を見ながら選ぶことができる。しかし、スカパーやケーブルテレビは50チャンネル以上あると、番組表を見ているだけで脳がつかれ、それで終わってしまって、テレビを見るという行動につながらない


「3の法則」

何か特定のものについて人間が思いつくことができるのは3つまでだ、というもの。例えば、今番外食に出かけようと思った時に候補になる店、好きなドラマ…。努力をせずにぱっと浮かぶものを挙げてもらうと、だいたい3つまでというのが普通の人の限界だというもの。「7の法則」は選んでもらう場合の上限だが、「3の法則」は覚えてもらうときの上限。


「1の法則」

人に何かを買ってもらう場合、最終的には選択肢は1つになってしまうというもの。マンション選びも自動車も最後に1つに絞られるように、なぜか人間は好みを1つに絞りこむ傾向がある。だから、消費者に何かを買ってもらうのを仕事にしている人は、この「1の法則の壁」を「がつん!」と突破する力こそが非常に重要な要素になる。


・1・3・7の処理能力を超えた数の新しい情報や製品が氾濫すると、人が、「選べないもの」「思いつかないもの」そして「購入できないもの」がどんどん増え、消費社会の狭間へと埋没していく。それブチ破るための力を「がつん!力」と呼びます。


【ポジティブな話題を生み出す5つの条件】

1 素材自体に「がつん!力」がある
2 京完が若者や子供の間で口コミで広がりやすい
3 映像としての「絵」がたくさん撮れる
4 話題に希少性があり、そのため話題占有率が高くなる
5 突っ込みどころがたくさんある


【ネットの登場以来、AIDMA → AISASへ変化】

A=attention(関心)
I=interest(興味)
D=desire(商品への欲求)
M=memory(商品の記憶)
A=action(購買)


A=attention(関心)
I=interest(興味)
S=search(検索)
A=action(購買)
S=share(共有)

消費者は、現代では必ずといっていいほどS=search(検索)をする。最近、ほとんどの広告の中に検索ボタンがあるのはそのため。(AISASは、電通登録商標

しかし、私の見るところ、その情報スピードは、AISAS → 「ASKA」へと時代のテンポが速まってきたのだ。


A=attention(関心をもつ)
S=search(その場でケータイで検索する)
K=Kuchikomi(口コミ。企業の提供する情報をざっと見たら、つぎに口コミ情報でユーザー情報をじっくりと集める)
A=action(買いに行く、ネットで買う)


会社を救う5つの超原則とは!?

1.テレビとネットでがつん!と火をつける「話題の原則」
2.埋没スピードをがつん!と減速させる「居場所の原則」
3.グーグルもがつん!と倒すスケール「効果の原則」
4.顧客をがつん!と囲い込む「還元率の原則」
5.クリエイティブな商品をがつん!と生む「組織の原則」


どう?惹きつけられるでしょ!使えそうでしょ!オススメよ!(^◇^)


百年コンサルティング 
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