- 作者: 和田秀樹
- 出版社/メーカー: 青志社
- 発売日: 2009/07/01
- メディア: 単行本
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大学は兄と同じ第一志望の明治大学農学部へストレートで入学したけど、学費を稼ぐためにバイトにあけくれ結局オチコボレてしまった…。(^^ゞ
さて、勉強に年齢はない。動機づけ、記憶力の維持、情報活力術などが必ず身につき、生涯役立つ! 受験界のカリスマが、一生賢くなり続ける勉強法「和田式最短・最速メソッド」を紹介したのが和田秀樹さんのこの本。そのツボとコツを紹介しよう。
・最近の脳科学で注目されていることだが、過去や現在に学んだことというのは、記憶から消える、つまり忘れるのではなく、加齢とともに、アウトプットするのがむずかしくなることに関係している。つまり、昔、記憶したことがうまく引き出せない、あるいは思い出せないのである。その考え方に基づけば、再勉強することが呼び水となって、過去に学んだ記憶が蘇り、その記憶がベースとなって上積みが期待できる。
・現代の知能研究で主張されていることだが、結晶性知能(いわゆる知恵)は生涯を通じて、伸び続けるのだという。
・中高年年が勉強をはじめるにあたって、実行すべき重要なポイント。
1 やりたい勉強、続けられる勉強を優先してはじめること。
2 投資した時間、お金とリターンする利益のバランスシートを考えて、勉強する方向性を見つけること。
3 一般的には、人文系を選んだ方が、中高年の特性(結晶性知能の伸び続けるなど)、からも、学力がアップする。
4 資格試験取得や大学・大学院入試に備えて、専門学校・予備校は、勉強を促進する機関として利用した方が有利になる。
・勉強が続かないという場合や気が進まない日ややる気の出ない場合は、短時間で内容のある勉強を切り上げるのも、長続きさせるテクニックである。私の場合は、同時並行していくつもの仕事をこなしている。ひとつの仕事に飽きたら、別の仕事をすることで集中力のなさを補い、生産性を確保している。
・長期的なごほうびを最終亭に用意したうえで、「スモール・ステップ」(小目標型)といって目標達成までには、小刻みに小目標を達成できるたびに、「小さなごほうび」を何度か設定して勉強する方法が賢明なのだ。
・ヒデキ・ワダ・インスティテュート開発の3つの法則、9つの原則
「希望の法則」 1 頑張ればうまくいく 2 十分にやれそうだ 3 何をどうすればいいのか
「充実の法則」 1 面白い、確実に成長している 2 自分で決めたことだから頑張る 3 期待されている
「関係の法則」 1 安心できる 2 関心を持たれている 3 一体感がある
・自分が24時間をどのように過ごしているかを一度克明に書き出してみるといいだろう。起床してから就寝するまで、食事、通勤、仕事、テレビ、読書…など、様々なことに時間を使っているはずだ。そうすることで、自分の使っている時間をどこにムダな時間があるのかが、一目了然となるからだ。ムダな時間、スキマ時間、コマギレ時間を合計すれば約2時間くらいは見つかるはずである。
・一週間のスケジュールは、なるべく週末にやり残しの清算日と復習日を設定しておくことが好ましい。そして予定通り進めば休めるようにしておくことも大切だ。リフレッシュ効果を狙った完全なオフの日を設定することも大事なスケジューリング術のひとつだ。
・日本の場合、勉強法といえばすぐ本を読んだり、情報を収集したりするインプット(入力)型が圧倒的に多い。私はインプット型とアウトプット型(出力)型の比率が1:1であるのが、理想だと思っている。だが現実には10:1以下かも知れない。タレントのみのもんた氏や島田紳助氏があれあけ大衆に支持されているのも、莫大な露出量、莫大なアウトプットをいつも念頭に入れた彼ら独自の知識習得や、そのテレビ用の加工についての戦略や戦術があるに違いない。私にしても、本を書くというアウトプットを念頭において、情報収集をしているし勉強をしている。アメリカの教育が優れいてると思うのは、インプットした知識をすぐにアウトプット、つまりプレゼンテーションやレポートを書かせるトレーニングを盛んにさせていることだ。
BOOK〜『感』を磨こう!…『人は「感情」から老化する』(和田秀樹)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20080810
和田秀樹のヒデキワダ・ドットコム
http://www.hidekiwada.com/
和田秀樹オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/wadahideki/