「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜願望実現へのアプローチ…『祈りの力』

祈りの力―願望実現へのアプローチ

祈りの力―願望実現へのアプローチ

いや〜!この本はびっくらこいた!!!\(◎o◎)/! なぜなら、著者は心理学者であり、元国立大学教授、そしてプロの祈祷師(拝み屋)というキャリアの持ち主。出版社もお堅い会社みたいだし…。それはそうと…祈祷師にプロもアマもあるのか…。(^_^;) 
「祈り」の力についての実証的な裏づけと、願望実現の具体的な方法を明かした本なのだ。祈ることの意味とその効用と限界までわかりやすくQ&A形式で書かれている。かなり長くなるけど、そのエッセンスを紹介しよう。



・病気平癒、運気向上などの祈願、祈祷を行いますが、霊障がある場合は100%解決できますが、運命や宿命に関することは難しい場合もあります。ただ、神仏の力を借りることにより、多少なりとも運気を変えることはできますから。
ただし、祈祷が通用するのは霊障のある場合のみです。たとえば、「普通の病気」はいくら拝んでも治りません。治療を促すことはあるでしょうが。


「気を操る」「念を操作する」「術を使う」これが祈祷師の三大スキルで、それぞれのケースによって使い分けをしています。しかし、最終的には自分の気力とか念の勝負となります。


・祈祷師の養成所はあります。ただ、基本的に霊感を持っていないと入れてくれません。最低レベルの零感をクリアしているというか、持っている人間を集めてきて、徹底的にトレーニングするわけです。まさに祈祷師の「虎の穴」ですね。


・意識の中で強固にイメージできれば、眷属(けんぞく=神と人間の中間にいる存在で、上のお使いをする霊的存在)とは関係なく、だれでも気は飛ばせるのです。祈祷師というのは、そういうイメージトレーニングを徹底的にやっているのです。青い太陽とか、黄色い海とか、あり得ないものも、まずイメージさせられるというトレーニングをするのです。


人間というのは、想像力の動物なので、イマジネーションというものをどんどん豊かに膨らましていけば、そのイマジネーションに従った現象が起きるようになっていくのです。想像する力というのが大きなキーポイントになります。たとえば実現している状態を描いた「絵」などでもいいのです。


・私の考えでは「意識」とは、個人の境界を超えた、宇宙的なネットワーク、情報の集積されたシステムではないかということです。ユングのいう集合的無意識と同じような概念と考えて結構です。いわゆる夢のお告げとか、虫の知らせ、シンクロニシティなどというのもすべてそうした意識の「相互リンク」だと思います。心理学者ディーン・ラディンの実験データでも、やはり「意識」というものは、「集合的なレベル」という局面もあるのだということがだんだんわかってきました。


祈祷師・呪術師というのは、祈りというか、意識というものが思いきり深く強いのです。強烈に祈ったり拝んだりしますから。重いの強さは半端なものではありません。オリンピックの試合に臨む前みたいな雰囲気にも似てますね。


人の相性というのは、お互い同期している、同調する、いわゆる波長が合うということです。お互いの意識のコミュニケーションと考えてもいいでしょう。危機的な状況に陥ったとき、リラックス状態のとき、コミュニケーションしやすいということも起きます。音楽などにも、同期・同調を起こさせる力があります。人の気持ちの波長をひとつに合わせるのに、音は重要なツールです。


・スポーツの試合などでの観客の声援というのは、大変な後押しになります。実際の声援だけでなくて、プラス「思い」が後押ししますから。結局、思いが強いから勝つのです。開催国やホームゲームが強いのはそこです。


・神仏を信じる、信じないということとは関係なく、その人の強い思いとか信念、それをしっかり持っている人は強運の持ち主が多いです。それは強い意識が継続され、ひとつにまとまり、集中するからです。


家の中に「聖なる場所」を作るということです。実際、お仏壇か神棚がある家というのは、ハッピーな家が多いのです。それは社会心理学のほうの文献で研究結果として統計がちゃんと出ています。神棚、仏壇を前にちゃんと正座して自分より視線の高いものに手を合わせる目に見えないもの、神仏に対する信仰の念を持つということです。


祈る場合、最初は感謝から始まります。本当に、いま生きていること自体が感謝すべきことだと思います。


仏壇のある人は仏壇に手を合わせる、ご先祖様が好きだった食べ物を供える。それとお茶。作法はもちろん重要ですが、もっとも重要なのは、亡くなった人に対して「冥福」を祈る、「成仏してください。私たち子孫をお守りください」と祈る気持ちです。「今日一日無事に過ごせました。ありがとうございます」とシンプルに平穏無事の感謝の念を伝えることも大切です。たとえ仏壇がなくても、そういう死者とのつながりを毎日忘れることなく、向き合う時間を作ることが供養の気持ちなのです。生きている人でも、無視されたり、放置されたりしたらイヤな思いをするでしょう、それと同じですから。


・拝むのは一日一回、なるべく同じ時間にやったほうがいいと思います。願望成就ということであれば、なるべく人が寝静まっている時間帯にやることをお勧めします。本当は午前一時から二時という丑三つ時の前半が一番いいのです。それは集中できるということではなく、昔からこちらの世界と神仏の世界との接点ができる時間帯といわれているためです。


・最初にその神社に行ったのであれば、まず挨拶=自己紹介をしなければなりません。 〜中略〜 そして一番大事なのは願いが叶ったらお礼参りをするということです。


・願掛けのコースは七日間、二十一日間、三十五日間で、一番長いのは百日間コースです。願い事は一回につきひとつ。それから神社に行って、「今日から願掛けをします」ということを報告します。〜中略〜


・願掛けを始めると、必ずといっていいほど「魔が差す」ような出来事が頻発するようになるのです。でも、願掛けは一日でも欠いてしまえば、水の泡になってしまいます。願掛けの最中は、絶対に拝む時間を確保して、他の活動を優先させないようにすることが肝心です。


夢のコントロールで願望実現できます。一番効果があるのが、「寝る前5分間」にイメージし、暗示をかけておくと、眠っている間に「念力のメカニズム」が働いて、どんどん出来事が水面下で動き始めるという流れがどうもあるのではないかなと、経験的に思っています。いい夢を見たときは、人にいってしまってはダメです。逆に悪い夢は人にいって、共有化することで少しでも希釈するのです。


・時間を合わせて、祈りの時間を持つということは素晴らしいことです。朝6時にしましょうか。今日生を受けている「生きとし生けるものが幸せであるように」という祈りを捧げる。命あるものすべてが生き生きとしている世の中の実現を祈る
日本経済回復とか、世界的飢餓をなくすとか、すぐには解決が不可能だと思われるような大きなことも、みんなが同じ気持ちで同時に思えば、本当にあっという間に解決できるのです。要はみんなの気持ちがひとつになることが大切で、そうなれば物事は叶いますから。それは100%いく。


絶対に悩みや苦悩から逃げないことです。人生の午後、中年期や老年期にさしかかり、仕事もリタイヤしてからは、そうやって自分が獲得してきたものを「自分のおかげだ」と考えずに、「神仏のおかげ」「ご先祖様のおかげ」「自分を支えてくれた人様のおかげ」だと考え、目には見えないつながりや、人間を超えた力に対する畏敬の念と感謝の気持ちを持って、自分を支えてくれた人たちに恩返しをしようと思うことです。そういうひとりひとりの思いが「大きな祈り」につながっていけば、これほどすばらしいことはないと思っています。


巻末に「願望達成の祝詞も付いてる。オモシロイ!ハマりそうだ!(^◇^)


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