「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

MUSEUM〜『木下晋展 祈りの心』(平塚市美術館)


木下晋展 祈りの心
平塚市美術館
神奈川県平塚市西八幡1-3-3
0463-35-2111 9:30〜17:00 月休
http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/


いや〜驚いた…。感動で声が出ない…。人間ってスゴイ…芸術家ってスゴイ…。(@_@;)


鉛筆だけでここまで表現できるのか…。10H〜10B鉛筆を駆使して写真よりも、実物よりもリアルな絵画を追求している木下晋氏。

あまりのリアルさに息を飲む…。モデルは、最後の瞽女と言われた小林ハルさん。



小林ハル Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E3%83%8F%E3%83%AB


谷崎潤一郎痴人の愛のモデル和嶋せいさん、元ハンセン病患者の詩人桜井哲夫氏、木下氏のお母様などをモデルにしている。モノクロだからだろうか。人間の赤裸々さがモロに現れているようだ。なんて人間って孤独なんだろう…。寂しいんだろう…。



そして、木下氏の永年のテーマである「祈り」。これは、東日本大震災を目の当たりにしたことがモチーフになっているのだ。人が祈る姿は、なんて神々しいのだろう。手のひらを合わせた形はまるで塔のようにも見える。ちょうど完成したばかりの東京スカイツリーが、祈りの姿に見えるのは私だけだろうか。


そうそう来る5月27日9時〜NHK日曜美術館
モノクロームの祈り 鉛筆画家 木下晋の世界」が放映されます。



確かに。もう一度見に来ると思います。絶対オススメ!(@_@;)