- 作者: 樋口裕一
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 26回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
「言いたいことがうまく言えない」「わかってもらえない」…そんな人はきっと、頭の中がきちんと整理できていないからでは!?ポイントのつかみ方、発想法、筋道の立て方など、あなたを変えるワザが満載のこの本。もやもやした頭もこれでスッキリ!身のまわりのものごとを整理し、シンプルかつ論理的に考える力を身につけるツボとコツを紹介しよう。
・現実の中で役立つ「論理力」とは、基本的には、「相手を説得し、自分が得たいものを得るための手段」だ。自己主張をし、その論理を通し、自分がそこで得ようとしているものを得るための技術、それこそが「論理力」なのだ。そしてそのために不可欠なのが「頭の整理」だ。
・まず直感でこれが正しい、これがよいと思ったら、その意見を言ってしまうことが大切なのだ。そういってしまってから、なぜ正しいと思ったのか、よいと思ったのかを後で理屈づければいい。そういう訓練から頭の整理ができ、論理力がついてくる。はじめから論理的に考えようと思ったら、かえってわけがわからなくなりがちだ。
・論理力を鍛えるためには、対話、会話、論争がとても大切だ。多少未消化であってもとりあえず自分の感じたことを言ってしまう。そこで相手から反論されて、自分の感じたことを一生懸命に考えたことを論理づけていく。それで論理力が鍛えられる。
・すべてを二項対立で考えることだ。自分が当たり前だと思っても、必ずその反対の考えもある。反対の立場になって考えてみることで、自分の論も説得力を増す。とりあえずすべてのことがらを二項対立のパターンで考えてみよう。
・それをさらに深めるためには、基本的には、3つのWHATと3つのW、ひとつのHをいつも頭の中に置いておく。
それは何か という 定義
何が起こっているか という 現象
その結果、何が起こるか という 結果
さらに、WHY(理由、根拠)
WHEN(いつからそうなのか、それ以前はどうだったか=歴史性)
WHERE(どこでそうなのか、他の場所ではどうなのか=地理性)
1H=HOW(どうすればいいか)という対策
・頭に「スイッチに入れる」魔法の口グセ
「今、問題になっているのは何か」と考えてみること。そこから考えてけば、当然いろいろな要素が出てくる。これは会話をするときも、課題を出されて論文などを書かなくてはいけないときも同じだ。
次に、自分の意見を「イエス」「ノー」とはっきり言う。そしてその根拠を考える。
…頭の整理も、部屋の整理も、机の上の整理も苦手な私…。(^^ゞ 後半には、練習問題もあるからね。樋口さんのこの本もおススメ!(^◇^)
BOOK〜『たった1分でできると思わせる話し方』(樋口裕一)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090305
BOOK〜話し方のツボとコツ!…『頭がいい上司の話し方』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20080814