大阪のなんば周辺を歩いていたら、お相撲さんをみかけた。そういえば同じホテルにもいたなあ。あれっ!?ここにも、あそこにも!と思ったら、近くに大阪府立体育館があって大相撲春場所(正式には、三月場所)開催中だった。(^◇^)
いいなあ、しばらく何年も見ていないなあ。この相撲字もかっこいいよね〜!
さて、私は、素質論でいうとベクトルAなので、「すごい!」という言葉に弱い。あっ、そーなんだあ、すごいんだあ!と素直に思ってしまう。
この本の著者は、元リクルート出身で、MBAを取得している大塚寿氏。たびたび著作をみるんだけど初めて読みました。さすが!なるほど!そうだったか!などと納得するネタがいっぱい仕入れられます。そのツボとコツを紹介しよう。
・元気な売り場の3つの共通点
1 開かれている(風通しのよい職場)
〜日本の薬局から出入り口を取り払って全開放(扉がない状態)にしたのは「マツキヨ」創業者の松本清氏。お客様の入りやすさを、冷暖房の効率や防犯より優先してしまったのだ。ドン・キホーテも長時間営業によりすべての人の生活時間に開かれている。
2 エンターテイメント性が高い(面白い、楽しい状態をいかに作り出すか)
3 カオス状態である
・理念を社員に浸透させるためには「エピソード」で語ること。
〜創業時に大切にしたこと、成長のきっかけとなった出来事、あるいは連綿と継承されている仕事のやり方など、社内に伝わるエピソードの中でみながリアリティーを感じるものから言語化することで、理念の共有、浸透に役立てるべきだ。
・「寄せ書き」は強力なモティベーション・ツールだ。ちょっとしたプレゼントとともにバースデイカードに同僚やメンバーたちの寄せ書きのつけるのだ。言葉の嵐が人と熱くする。また寄せ書きでなくても、「アドバイスシート」や「サンキューシート」なるものを渡しても、何度も読み返せるし、後々残るという保存性に長けているのもメリットだ。
・各自の存在価値を高める特別賞がオススメだ。ベストアシスト賞、笑顔大賞、ギャグ大賞、ムードメイク大賞、大器晩成大賞だって構わない。腰が軽い賞なども個人的には取り入れたい。電話のアポ取りなどのよう単調な仕事には、お菓子のつかみ取りというインセンティブもいい。
・リクルートには、新人がメンター(指導側)を選ぶ、「勝手にメンターシップ制度」も効果的だ。自分で勝手にメンターに「弟子にして下さい」と志願する制度があった。また、「お兄さん役」「お姉さん役」が新人を支援する「ブラザーシスター制」があった。ブラザー、シスターにとにかく五つ質問をしなければならない、「一日五質問」などは好事例だ。これによって質問しにくい雰囲気が打破されるのだ。
・飲ミュニケーションはチームの血のめぐりをよくする。タイムリーな時事ネタ、趣味の話、プライベートな話、そして酔いが回るほどに仕事の話題になったりして職場では見られない新たな一面を発見したり、関係がより親密になったりする機会になる。
・気軽に活動できる「勝手にクラブ制度」で大学のサークルのノリを職場に持ち込むことで、仲間意識が生まれる。ゴルフ部、フットサル部、テニス部…などなど。
・よってたかってみんなでメンバーを育てましょうという「多極間育成」という手法は、もっとも短期間で対象メンバーを成長させることができる。つまり職場全員が育成係になるのだ。
もちろん、専任のOJTリーダーをつけるが、それと同時に全課員に個別の新人育成活動を義務付けるのだ。朝のロールプレイング、夜のロールプレイング、同行営業など実施する内容を細分化して個々に割り振る。新人としては、いろいろな先輩と接触する機会が増える。
・自律を促す「魔法の呪文」=「で、お前はどうしたいわけ?」
そのほか、社員図鑑を作る、壁新聞活用法、テーマ曲を持とう、個食禁止のランチコミュニケーション、職場でのミニパーティなどなど、それぞれの職場、チーム、グループでやってみるのもいいね!(^◇^)オススメ!
- 作者: 大塚寿
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/01/17
- メディア: 新書
- 購入: 4人 クリック: 34回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
有限会社 エマメイコーポレーション 大塚寿
http://www.emamay.net/index.html