- 作者: ゆうきゆう
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2008/05/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ウチ(SA)のテクノロジーでいうと、「言葉の出どころ」に相応するところ。精神科医のゆうきゆう氏が語るツボを紹介しよう。
・「領る(しる)」という言葉をご存じだろうか?日本の古い言葉で「支配する」という意味で、「知る」と同じ語源なのだ。つまり相手の心を「知る」ということは、相手を自分の思う通りに支配するのと根本的には同じことなのだ。必勝法は、「相手を知る」ということ。
・ピークエンドの法則
〜人の気持ちにおいては「ピーク(絶頂)」と「エンド(最後)」こそが、もっとも記憶に残るという理論。たとえば、「嬉しいような、悲しいような…」と話した場合は、後者の「悲しいような」という言葉の印象が強く記憶に残る。そうでなくても日本語は、「結論」に重点が置かれる言葉なのだ。そのため、後に来る方が「本音」なのだ。
・投影
〜人は、「自分がやりたいけどやれないこと」をしている人を無意識に憎み、攻撃するもの。つまり「こいつムカつく!」「イヤなヤツだ!」と感じる人間こそ、あなたが本当はこうなりたい、うらやましいと思う相手になるのだ。
・質問
〜心理学的に、質問というのは、相手に対する興味、好意があってはじめて成立するもの。相手をもっと知りたいと思っていないと、質問とは出てこないもの。さらに質問は、まるで、テニスのボールが飛んでくるとつい打ち返したくなるように、相手に対して、「答えないといけない」という気持ちにさせる。そして「答えて欲しい」からこそ質問しているのだ。
・社交ゾーン、権力ゾーン、親密ゾーン
〜「社交ゾーン」=目の高さから、アゴの高さまで相手が見てくるゾーンのこと。
「権力ゾーン」=目の高さから額にかけての、相手が権威を感じさせたい場合に見つめてくるゾーンのこと。
「親密ゾーン」=両目から、胸や股間まで、つまり相手がかなり下、その範囲まで視線を向けてきたら、それは「好かれている」証拠と判断していい。
・嘘の「五三八(ごさんぱち)」
〜日本人がウソをつくときに、5・3・8という数字をよく使いやすい。
・カタストロフィー理論
〜「かわいさ余って憎さ百倍」という心理。強すぎる好意がかなえられないときに、そのまま相手への憎しみに変わってしまうこと。プラスとマイナスは紙一重。
・告白が必ずうまくいく「吉原(よしわら)の法則」
〜「よ」=あいての「よいところ」を誉めること
「し」=相手の話を引き出すために「質問」すること
「わら」=最後に「笑う」こと
「吉原」を意識するだけで、相手の気持ちを「炎上」させることができる!
・認知的斉合性理論
〜人間は、無意識に、自分の思考と同じものを集めてしまうもの。自分のことを好きな人間ほど、誉められることを好み、自分のことをあまり好きでなく、低く評価している人間ほど、無意識にけなされることを好むものなのだ。
ん〜!使える!( ..)φメモメモ
心理学ステーション ゆうきゆう
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