「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜M−1奇跡の逆転優勝!…『敗者復活』(サンドウィッチマン)

敗者復活

敗者復活

最近は、昔の漫才ブームを彷彿させるようなお笑いブームだね。テレビ番組はいくつあるんだろう?(^v^)
私が最近好きな芸人がサンドウィッチマン。2007年M-1グランプリで一発逆転、奇跡の優勝を果たすまで、無名芸人だった。彼らの初の自伝的著作がこの本。


高校時代の同級生の伊達みきお富澤たけし。ふたりとも、吉本興業の劇場が1年半で撤退した「笑いの不毛の地」と呼ばれる仙台で育った。高校のラグビー部で出会って、24歳の時、1998年コンビ結成。吉本のNSCのような専門の養成所で笑いを学んだことはない。人脈やツテはゼロ。仙台駅ビルでのデビューの舞台でドンズベリした。そしてふたりで上京。板橋区にある68,000円のアパートで一緒に暮らす。「売れたらいつか、別々に部屋を借りよう」と言って10年近く、売れる兆しはなし。部屋にはゴミの山。


最初のコンビ名はゆやゆよん。そして『親不孝』。そしてかつてトリオを結成したときに、サンがついた方がいいというので、『三途の川』『三角関係』サンドウィッチマンの候補があがり、消去法でサンドウィッチマンになった。


漫才テープを芸能プロダクションに送っても、相手にされず、トリオを組んで失敗。営業に呼ばれても、誰もサンドウィッチマンを知らない。笑い声も拍手もゼロの舞台も珍しくない。


後輩コンビが、次々に売れ、芸人としての収入はずっと数万円。結婚したいと思っていた彼女とも別れ。借金もあった。富澤が自殺しそうなこともあった。解散の危機もあった。そして9年。年齢は33歳。レギュラー番組もない。若くもない。ルックスも良くないし、知名度もほとんどゼロ。芸人としての実績は何もない。


そんな彼らがなぜたった一夜で有名になった。奇跡の優勝。無名芸人のヒーローはなぜチャンピオンになれたのか?なぜ夢をあきらめなかったのか?
彼らのひたむきな姿に惹きつけられる。勇気付けられる本だ。オススメ!(^。^)


サンドウィッチマン  オフィシャルサイト
http://sandwichman.fc2web.com/index.html