「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

HUMAN〜変人の非常識で革命!…『大分FC社長 溝畑宏氏』


ご存じのように、私は野球ファンなのでサッカーのことはあまり知らない…。そんな私でもググッときたのがJリーグ大分トリニータ』のヤマザキナビスコ杯初制覇だ!


その名物社長が溝畑宏氏。東大を出て、自治省(現総務省)入省。90年に大分県に出向して、94年の大分トリニティ(当時)から運営に関わり、04年から現職で、06年役所を退職。
就職先は、テレビ局や商社に内定していたが、「キャラが全然違う」と思っていた官僚の道を選んだのは、「これからの公務員は情熱的でバカになって働かなきゃいけない」という先輩のアドバイスからなんだって!(^◇^)

こんな公務員がいたのか…。すごいバイタリティだね〜!!!その彼のインタビューが朝日新聞に掲載されていました。そのエッセンスを紹介しよう。



朝日新聞 be on Saturday  フロントランナー 
大分フットボールクラブ社長 溝畑 宏さん(48歳) 『変人の非常識で革命は始まる』


サッカー三冠のひとつナビスコ杯を制し、日本一となった「大分トリニータ」の名物男。地方を元気にするために自分は人生を捧げる―。自治官僚時代に掲げた志は、リーグのチームの運営会社へ転身しても変わらない。


・チーム発足からかかわり、08年秋ついに日本一に。

―ほら、この携帯メールのタイトルは、「やったぜ溝畑」。試合直後に、総務省の友人が「おまえは同期の誇りや」って送ってくれた。泣けました。この電報を見てください。優勝後、麻生首相からいただいた祝電です。「地方の元気が日本の元気になる」。うれしかったですね。


・08年はリーグ戦も過去最高の4位で、会社も2季連続で黒字。つい一昨年は残留争いでもがいていました。

―財政危機や降格などのピンチは何度もあったけど、チームは乗り越え、成長してきました。最近は「逆境さーん、いらっしゃーい」ですよ。


・苦しいことが続くと、へこんだりしませんか。

―しますよ。弱気になってると「ブラック溝畑」が登場して、「もっと楽すればいいやん」「おまえが苦労することないよ」って囁くんです。すると「ホワイト溝畑」も現れる。「世のため、人のための仕事だろうが!」って檄を飛ばす。その戦いに、最後は「ホワイト溝畑」が勝つから今があるんですよ。


・資金集めで、入院する羽目になったこともあると。

―ある社長に「お尻に花火つけて走ったら100万円出す」と言われて「チームのためや」って。線香花火と思ったらロケット花火で、校門のやけどで全治4日の入院。なんでもやりました。笑われても、あほう扱いされても、会社のためだからいいんです。


「苦しいときには名刺入れを横において何度も眺めるんです。『ああ、こんなに多くの人が助けてくれている』って。今は独身です。トリニータと結ばれた、なんてね。1秒たりとも無駄にせず、情熱を注がないとこのチームは維持できなかったと思います。


『いつ死んでもいい!』という覚悟!で仕事をしているという。スゴイ!こんな人がもっと出てくれば地方も変わるよね〜!(*^_^*)



カンブリア宮殿 「地域密着で大都市のビッククラブに立ち向かえ!〜キャリア官僚を捨てた名物社長の挑戦〜」 溝畑宏 (大分フットボールクラブ社長)
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20081229.html

大分トリニータ Official Web Site
http://www.oita-trinita.co.jp/index.php