一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「球団消滅 幻の優勝チーム・ロビンスと田村駒治郎」(中野晴行)

 


球団消滅―幻の優勝チーム・ロビンスと田村駒治郎


今年のプロ野球ペナントレースは、セ・リーグ広島東洋カープパ・リーグ北海道日本ハムファイターズ。そしてファイターズが日本一になったね。盛り上がったよね〜!(・∀・)しかし、私が子どものころは、ファイターズは、日拓ホームフライヤーズだったのだ。そしてその少し前は東映フライヤーズだったのだ。


さてこの本。二リーグに分裂した最初のセ・リーグの幻の優勝チーム、松竹ロビンスの光と影。

「リーグ分裂、選手引き抜き…、戦後プロ野球界が、混乱の極みにあった頃、なぜか、そこには活気と魅力があふれていた。小西得郎総監督以下、真田重蔵、小鶴誠らを擁したセ・リーグ第1回優勝チーム・ロビンスは、オーナーの夢と日本的プロ野球経営の狭間で、どのようにして消滅していったのか?戦後の混乱期、プロ野球に夢を託した男たちの姿と知られざる真実を描いた異色ノンフィクション」そのエッセンスを紹介しよう。


・今年(2000年)は、プロ野球が二リーグ制による公式戦を開始してちょうど50周年に当たる。50年前、最初の日本シリーズ(当時は日本ワールドシリーズと呼んだ)はセ・リーグ松竹ロビンスパ・リーグ毎日オリオンズが日本一を争った。毎日はもちろん毎日新聞がオーナー。松竹ロビンスのオーナーは二代目田村駒治郎という大阪・船場に本社を持つ繊維商社の社長であった。田村駒治郎は伝統的な船場商人の世界に欧米式の経営を持ち込んで、関西財界の風雲児とも呼ばれた人物である。その田村駒のチームになぜ、松竹の名前がついているのかは、この本を読むとわかることになっている。いずれにしても、松竹ロビンス毎日オリオンズもとっくの昔にプロ野球の表舞台から消えている。50年前にさかのぼることで、日本のスポーツ全体が置かれている奇妙な状態のことがわかるのではないか


・二代目にとっての夢はアメリカだった。ダブルのスーツにソフト帽子。愛車は日本に数台しかなかった「ビュイック」。どんなときにも妻の礼子を同伴したのもアメリカ流だった。だからこそ、ベースボールのオーナーなのだ。日本にも職業野球が誕生し、本格的なリーグ戦も始まっていた。ここまできたからには職業野球のオーナーにならなくてはいけない、それがアメリカ式というものだ。大東京軍に出資してほしいという頼みを二つ返事できいた駒治郎は、出資どころかシーズンオフにはチームそのものを買い取ってしまった。チーム名は、関西で人気の高かった大阪タイガースに対抗するため「虎より強いのはライオンだ」と「ライオン軍」と名付けた。4frgvv


「職業野球の黎明期」「幻の「東京カップス」」「リーグ分裂」などのドラマは、実にオモシロイ。プロ野球ファン、必読。オススメです。(・∀・)



球団消滅―幻の優勝チーム・ロビンスと田村駒治郎