「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜なぜ成功しないのか?…『成功本はムチャを言う!?』

成功本はムチャを言う!? (青春新書INTELLIGENCE)

成功本はムチャを言う!? (青春新書INTELLIGENCE)

本屋さんに行くとビジネス書や自己啓発書などのコーナー、そして大手の書店の平積みはにいわゆる『成功本』というものがあふれているよね。(^◇^)成功したいという人は多くても、成功している人は少ない。それはなぜなのか?


この本は、世間にあふれる成功本を読んでも95%以上が挫折する本当の理由を書いた異色の本なのだ! 挫折するのは「(読むだけで)実践しないから?」「明確な目標を立ててないから?」「勉強を続けないから?」
そんな成功本の著者が説く成功ノウハウや成功法則と、それをなかなか自分に生かしきれない多くのギャップを埋めることを目的に、長年のコーチング&カウンセリング体験にもとづいて分析・提言したのがこの本。テーマは、『成功本はなーんにもわかってない!?』 詳細は本を読んでいただくとして、そのエッセンスを少しだけ紹介しよう。



成功本を読んでも、必ず成功できるわけではありません。真面目で真剣に取り組んでいる人ほど期待する結果が得られず、挫折を繰り返しています。そして彼らはまた新たな成功本を手に取り、こんどはこの方法を試してみようと挫折を繰り返している。なぜ彼らはうまくいかないのか?


人間の体は外部環境が変わっても、生体の状態を一定に保とうとします。わかりやすいのが、体温です。零下の温度でも40度を超えるような灼熱の暑さでも、人の体は一定の温度を保とうと機能するのです。これをホメオスタシスといいます。
脳も同じ。意識では「変わろう」と思っても、潜在意識では現状を維持しようというベクトルが働きます。そのため、考え方や習慣を潜在意識のレベルから更新するには時間がかかるのでまずはじっくりと取り組むのが重要です。そのためには、自分のパーソナリティを知り、それに合った成功ノウハウを実践することです。


・大事をなさんと欲せば、
小なる事をおこたらず勤むべし。
小つもりて大となればなり。 二宮尊徳


ウチ(SA)のトレーニングやノウハウにも共通点があるなあ。(^◇^)「知る、分かる → できる、やっている」、「目標設定 → ストーリー設定」、「完全主義 → 八勝七敗主義」、「成功の反対は失敗 → 成功の反対は平凡」などは、この本が指摘する従来の成功本の問題点を解決している気がする。なかなかの秀作だよ。(^◇^)