「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『心を動かすプレゼンの技術』(藤沢晃治)

ウチ(SA)のセミナーでもよく話すけど、「説明 VS プレゼンテーション」の違い。「説明」は、知る、わかる、理解する。「プレゼン」は、欲しくなる、「感」を刺激し「動きたくなる」、なのだ。


さて、この本、「小心者」だった著者・藤沢晃治氏はは、いかにして「プレゼンの神様」と呼ばれるまでになったのか? プレゼンを成功させるための実践的ノウハウを大公開。プレゼンが苦手なビジネスマン、指導者、学生、必読の書。そのエッセンスを紹介しよう。



分かりやすいプレゼンにする五つのポイント

1 概観を先に与える
2 視覚情報を与える
3 聴講者に「届ける」意識を持つ
4 適量を守る
5 「まとめ」を与える


・何を残したいか、何をお持ち帰りさせたいか、というポイントを三点から多くても五点に絞り込みます。「以上、本日はいろいろ紹介いたしましたが、一番重要なのは、この三点だけです。この三点以外の詳細は全部忘れていただいても結構です。代わりに、一番重要なこの三点の理念だけは、シッカリと理解してください」と励ますのです。


・あるメッセージがプレゼンターによって語られても聴講者に伝わるとは限らない。つまりそのメッセージがプレゼンターの口から発せられるだけではなく聴講者の脳にまで届かなくてはならない、ということです。「東京駅」を出発しただけで安心しないようにしましょう。「新大阪」に到着するまでは気が抜けないのです。


・「自分が話す」だけではなく、その先まで展望した「届けよう」との意識を持って発声してください。


・バラエティ番組の司会者のトークを思い浮かべてください。急発進、急停止、急ハンドルの連続です。プレゼンの話術での敵は「単調」なのです。プレゼン中は、アナウンサーではなく、舞台俳優を演じるという発想の転換が必要なのです。


・同じ価値の知識を与えるプレゼンでも、ユーモラスなトークで会場が爆笑の渦に包まれるようなプレゼンの方が聴講者の評価は高いのです。


喩え話上達法

通勤電車の中で「○○とかけて、○○と解く。その心は、どちらも○○」という謎かけを毎日、一題やるのです。つまりお互い似ても似つかないAとBとの間にCという類似性、共通点を発見する遊びです。これほど、喩え話の能力に直結するトレーニングはないでしょう。


その他、「クイズを出す」、「問いかけ口調で話す」、「比喩力」など、ウチのスキルやノウハウとかなり共通点があるよね。今、必要なのは、説明力ではなく、プレゼン力だよね。人前で話す方にはオススメです。(^J^)



藤沢晃治 公式サイト

http://www.fkohji.com/