「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『なぜあの人は人前で話すのがうまいのか』(中谷彰宏)

なぜあの人は人前で話すのがうまいのか

なぜあの人は人前で話すのがうまいのか

私の妻が好きな中谷彰宏氏。ご存じの方も多いと思うが、博報堂で、CMプランナーをつとめたのち、独立して現在、年70冊以上もの本を執筆する作家として多岐にわたって活躍されている。年70冊!?いままで何冊の本を書いたんだろう!?(>_<)
この本は読みやすくてあっという間に読破できるんだけど、平易な文章の中に深さがある。そしてウチ(SA)がやっているセールス、コミュニケーショントレーニングにかなり共通点がある。そのツボとコツを紹介しちゃおう。(^◇^)


出会いは自己紹介から生まれる
〜自己紹介はたかだか1分です。自分は何十年生きてきたことを紹介するには1分十分です。その1分で相手にどう覚えてもらうかです。就職試験をはじめ、合コン、プレゼン、営業でどこに行こうが、すべては自己紹介から始まるのです。


コミュニケーションは相手に気を飛ばす作業。
〜コミュニケーションがとれてリラックスできた瞬間に、笑いが起きるのです。語り手は落ち着いている必要があります。そのためには、複数の相手でも全員を見ながら落ち着いて話せることが大切なのです。話す前に一呼吸しましょう。


「伝える」と「伝わる」は違う。
トップセールスマンは内容で説明していないのです。自分の人間味をつないでいるので、お客様は買っているのです。商品ではなくて人なのです。


話し手が緊張すると、聞き手も緊張する。
〜語り手の語り口調と、聞き手の聴く姿勢はミラー効果があり連動します。両者がリラックスした状態の方が心が開けてコミュニケーションがとれます。


話のネタは1つに絞る
〜コミュニケーションが苦手の人は、2つのネタを話そうとして、4つも5つも話してしまいます。話は1つにすることです。2つ話そうとするから1つのことが弱くなってしまうのです。あれもこれも言おうとすると早口になります。つなぎ目に入れると、ヤバい接続詞があります。それは、「それから」です。「それから」が入ったらその話はつぶれたと思って間違いありません。


話す前に何秒話すか決める。
〜「何分」とカウントせず、「何秒」でカウントします。例えば、テレビで1回に話せる単位は10秒です。それ以上話したら、「話が長い」ということになるのです。その時「何を話さないか」が一番大切なのです。コマーシャルはみんな15秒です。1分ではそれが4本も使えるのです。


相手の質問の背景を読み取る
〜何か相談を受けるとき、たとえば悩みの相談のときでも、なぜこの人はこんな相談をしてくるのかを考えます。相手が言っている言葉に返すのではなくて、言っている言葉を生み出している背景とつきあっていくことです。


同じ情報を「誰が話すか」「どのように話すか」という伝え方が9割を占めます。情報が1割で、伝え方が9割でコミュニケーションは決まります。
コミュニケーションの勉強は、結局伝え方の勉強です。アイデアは世界中の人が同時に思いついています。そのイデアを相手側がわかるように伝えた人が夢を実現するのです。



中谷彰宏 公式サイト

http://www.an-web.com/