「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜深イイ!…『夢をつかむ イチロー262のNextメッセージ』

未来をかえる イチロー 262のNextメッセージ

未来をかえる イチロー 262のNextメッセージ

以前、ここで紹介したイチローの発言集。この本はその続編だ。


『夢をつかむ イチロー262のメッセージ』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20080110


前作は、「何回も読んで使用して結果が出ました」というプロスポーツ選手、ビジネスパーソンが多数出たのだたとか。今回もイチロー選手の言動や考えを持ち運ぶ道具のような書籍」を目指して、は2005年頭から2007年末のイチロー選手の印象に残るセリフをまとめたもの。これは深いな…。(@_@;) じっくり味わいたいね…。ちょっと長くなるけど特に気に入ったものを紹介しよう。


【自分をかえる】

・自分を大切にしてほしい。自分を大切にすれば、他人も大切にできる。

・感情をおさえることにしました。自分が壊れると思いましたから。(2006年9月16日。200本安打を達成して。)

・変わったわけではありません。表現するようになったのです。ジャパンのユニフォームでは、感情をおさえられなかった。(WBCで)

・ほんとうの自分の内面を出してもいい、と思えたのは、それだけの自信をつかんだからではないでしょうか。

・桑田さんは、昔の自分でないことを受けいれていらっしゃいますよね。……なかなかできることではありません。(桑田真澄投手と対決して)

・ぼくは、ファンに見られているだけではありません。自分が、ファンを見ている、というイメージです。

・できないかもしれないけど、それをあえてやるんだと発言することは、すごく大切なことなんじゃないかなぁ、と、最近は、よく思うんです。

プロ野球選手になりたかった理由は……かっこよかったから、に決まっています。

・はじめは、何かになりきることから。ぼくも、いろいろマネしました……。中日の田尾さん、谷沢さん、ゲーリー、落合さん……ドラゴンズ以外にも篠塚さん、掛布さん、バースなんかもよくマネしました。いろいろやりましたねぇ。

・いつも、さらに、上を目指している姿勢がある。そういう人に、魅力を感じるんじゃないかなぁ。他人に『教えてやろうか』というスタンスでいる時点で、その人は、もう、熱くなくなっているのかもしれません。

・支えは、これまでやってきたことへのプライドと、これからやろうとしていることへの自信、でした。

WBCに出ることで、シーズン中の成績に影響するようなら、それまでの選手なんです。


【意識を変える】

・数字や記録は、どれだけ野球が好きか、ということや、人間性がそなわっていないと、つみかさねられません。そうでありたいですね。

・子どもたちは、そんなに野球がうまくないにもかかわらず、なんで、あんなにたのしそうに野球をしているのでしょう?

・逃げることはできない。プレッシャーを避けようなんて、バカげています。


【人間関係をかえる】

・ぼくには特別でも何でもない。普通のことだったんですけど、みんなが、特別と思ってくれたことはおおきかったです。

・ぼくは、意図を、明確に伝えます。だから、もめごとも、多いんです。

・ぼくも、ケガは、しているんですよ。でも、試合に出ているだけの話でね。(「7年間、ケガをしませんでしたね」と聞かれて)

・失礼ですけど、魅力のない人って、上から、モノをいってませんか?

・「教えてあげる」というスタンスでこられると、「この人は限界なんだろうなぁ」と思うんです。

・おまえ、深いところでナメてやっているだろう?自分の気づかないとろこで、ナメているだろう?(WBCの日本代表練習で、松坂大輔上原浩治に向かって独特の激励のセリフ。)

・ぼくのことを大好きな人も、ぼくのことを大嫌いな人も、どちらも、関心をもっていれくれるからうれしいんです。

・「ありがとう、きみのおかげだ」という王監督のひとことで、すべてが報われました。

アメリカには、すごい選手もいるんです。でも、少ないんです。


【環境をかえる】

・「オレたちは世界一なんだ」と浮かれてるなら、大問題です。(WBCで優勝した日本代表についてのセリフ)

・甲子園にいけるかどうか、より、プロになれるかどうか、でした。(高校時代の考えをきかれて)


【常識をかえる】

・打率が、二割二分でいいのなら、ホームランは、シーズンで四十本打てるといっておきましょう。

・野球界では、「練習はウラ切らない」といわれますけど、練習はウラ切ります。錯覚を与える場合があるんです。例えば、やたらマシンを打ち込む練習。あれは一定の軌道でボールがきますから、まちがえたフォームのまま、これでいいと錯覚してしまう。それでは、本物のピッチャーに対応ができないんです。

・ぼくは、パソコンができません。メールさえ、できないんですよ。

王監督は、『世界の王』といわれつづけた。その重みやツラさを、ぼくも、アメリカで、すこしだけ、感じられるようになりました。

・記録を達成するたびに、自分の強さを感じるのだとしたら、記録は達成して当然ですが……実際は、まるで逆です。


どう?深イイでしょ?前作と比べてイチローの心境の変化があるよね。本当に、イチローと同じ時代に生きることが出来て、生で見られるなんて幸せだね。次回作も楽しみ!