BOOK〜傑作短編集！…『黒笑小説』（東野圭吾） - 「てるてるソング」小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ！』日記

昨年、ハマりにハマった東野圭吾。ほとんどの作品を読みつくした。そしてこの秋にはあの第１３４回直木賞と第６回本格ミステリ大賞を受賞した彼の最高傑作『容疑者Ｘの献身』が映画化されるね。ワクワク！

彼の作風は本格ミステリーからＳＦモノ、スポーツモノ、学園モノ、恋愛モノと幅広く、どれも面白く幅広いのだが、その彼のライフワーク（？）ともいえる傑作短編シリーズの第３作目作がこの本。ちょっと紹介しよか。

・『巨乳妄想症候群』…男の願望なのか！何を見てもオッパイに見えてしまう病気になった男。肉まん、パソコンのマウス、ハゲ頭…。そして薬を飲むことによってだいぶ症状は改善されたのだが…。(^_^;)

・『インポグラ』…バイアグラの反対。一粒飲めば24時間は何があっても勃起しない、つまりインポテンツになるクスリを発明した男。浮気を悩ませる主婦がこっそりとダンナに飲ませることによって勃たなくなり、問題解決！その後インターネットで取引されるようになり、様々なところで男女間に影響を与えたのだが…。

・『モテモテ・スプレー』…持てない男がこれを一吹きすることによって、モテモテになるスプレーを手に入れた男。思いを寄せている彼女には効果テキメン！ところが免疫が出てきて、効く時間がだんだん短縮されていく…。そして…。

・『笑わない男』…売れないお笑いコンビの二人が高級ホテルのボーイをなんとかして笑わそうとギャグやいたずらを繰り返すのだが、一向に笑わない。そして最後の最後の笑ったその一言とは…！？

その他、『シンデレラ白夜行』、『みえすぎ』、『ストーカー入門』、『臨海家族』、『奇跡の一枚』などなど。電車の中で読まない方がいいね。うぷぷっ！（＾◇＾）
過去の二冊も笑ったのだが、この本もケッサク揃い！ストレス解消にどうぞ！