「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「考えないヒント」(小山薫堂)

タイトルがいいよね〜。(^^♪ あの小林秀雄の名著『考えるヒント』をもじってつけられたのだろう。
放送作家、脚本家、ラジオパーソナリティ、企業の顧問やブランドアドバイザーなど大活躍中の著者・小山薫堂氏の発想法がここにある!
パソコンではなく、人間にしか出来ない想像力を鍛えるヒントになるよ。そのツボとコツを紹介しよう。


・ある旅館の話。原稿を書きたかったのだが、低い座卓しかない。そこで「机を入れてもらえないか」とお願いしたところ、笑顔で「もちろんです。」そして、部屋に行ってみると、畳が傷まないように絨毯(じゅうたん)を敷いて、その上に立派なデスクがあって、椅子があって、電気スタンドがちゃんと置いてあって横に広辞苑が置いてあった、感動した!


・あるホテルの話。部屋でVHSのビデオテープを持っていったらそこのホテルには、ビデオデッキがなかった。ああ、残念だなあとビデオテープを机の上に置いて食事に出かけていき戻ってきたら、部屋にビデオデッキがある。ビックリしてフロントに電話したら、支配人が、「申し訳ありません、実は清掃係から、もしかしたらお客様はビデオをご覧になりたいんじゃないかと電話がありましたので、私の責任でいれさせたのですが、何か問題がありましたでしょうか?」感動した!


・日本最古の西洋式ホテルである日光金谷ホテルのアドバイザーとして、今まで名刺を持ったことのない清掃係の人や売店の人まで全員に名刺を持ってもらった。そして「ホテルの中であなたの一番好きな部分、場所はどこですか?」と絵になるところを30ヶ所くらい写真にし、それぞれの名刺の裏に印刷することにした。新しい名刺が出来上がったところで、ポスターを作った。
金谷ホテルのスタッフは一人ひとり違う写真のついた名刺を持っています。全部で30種類。その30種類を集めると、金谷ホテルの小さな写真集が出来上がりますから、どうぞ、スタッフに声をかけて名刺をどんどんもらって下さい」それから、お客さんとスタッフのコミュニケーションが盛んになった。


勝手にテコ入れトレーニン
〜日々、目に入るあらゆるものに、勝手にテコ入れする。何でもいい。例えば、レストランに行ってメニューを見たとき、自分だったらこんなメニューは出さないのにとか、こんな書き方しないのにとか考える。そして、その店にぴったりの、いいメニューを考えて、お客さんへの紹介の仕方や、雑誌への売り込みの仕方まで考える。まあ、大きなお世話なんですが。
新しい雑誌が創刊された。読んでみたらつまらない。もしオレが編集長だったら…?自分だったらこうするのにというのは、コンビニに行っても、スーパーに行っても考える。だからどこへ行っても自分が社長のような気分で歩いている。


・名刺の字は笠智衆さんに書いてもらった書。大学時代から名刺が必要になったときには笠さんに書いてもらおうと決めていた。今でも、名刺を渡すときには誇らしい気持ちになるし、笠さんの書に恥じない仕事をしなくちゃという思いもある。


イデアが出ないときには銭湯に行ったり、お風呂に入る。なぜかシャンプーをしているとアイデアが浮かぶことが多い。お風呂に入るときは、いつもアイデア帳を持って半身浴をする。


イデアは経験の化学反応から生まれると思っている。タイプの異なるいろいろなことを経験して、たくさんの生身の人に出会うことが一番大切で、机の上で考えているだけでは、アイデアは生まれない。


にゃるほど〜!結構、共通点があるね〜。(^^♪いつも『勝手にテコ入れトレーニング』やってるなあ〜!